英作文って勉強しにくいですよね。
なんでこんなに英作文って勉強しづらいんだ…
学校に通っていれば、先生に添削をお願いできます。しかし、それも「面倒臭い」ってのもわかります。いちいち文章作ってプリントして、提出して、数日後に返してもらって、復習して、ノートとって…
英文作成→添削→復習 のサイクルの間に「余計な作業」が多いんです。
それはこのように、すべて前近代的な「マニュアル作業」が多いからです。これだと、こちらがわだけじゃなくて「先生側」も手間です。
効率が悪く、かつこの無駄なプロセスの多さから「手軽さ」が失われます。手軽にできないから、英作文の練習に取り組むのがだるくなります。
しかも、学校に通っていない人や、社会人、学校に優秀な英語の教員がいない、となるともう最悪です。どうやって英作文添削してもらえるというのでしょうか。「アクセス」がないという問題です。
オンライン英作文添削は、勉強しやすすぎる
これまでの伝統的な「英語ライティング」は、めんどくさいんです。
これらのすべてを解決してくれるのが、「オンライン英作文添削」です。
オンライン英作文添削とは、その名の通り、ネットを介して英文作成→提出→添削→復習ができるサービスのことです。ここではぼくも利用しているサービスを3つ、紹介します。
初心者向け:母国語を無料で添削し合える Lang-8
Lang-8は、母国語話者に直接添削をしてもらえるのです。しかも、無料です。
無料で添削してもらえるそのカラクリは、「自分も添削する側になる」点にあります。
日本人だったら、日本語が母国語なので、日本語学習者の日本語の投稿を添削してあげる、ということです。例えば、英語を勉強してる日本人なら、日本語を勉強してるアメリカ人の添削をしてあげることができます。そうするとお礼にこちらの投稿した英語の添削をしてもらえます。添削をしてもらえると、ポイントがたまり、ポイントが高いとより添削もしてもらえやすいということです。そういう相互のサービスなので、無料でできるのです。
僕はスウェーデン語のライティングの練習で利用しました。ウェブベースなので返事も意外と早く、遅くても次の日には、添削が返ってきます。Lang-8のすばらしさは、このアイディアもそうですが、その使いやすさにあります。この複雑な、アイディアをとてもわかりやすいインターフェースで実現したことです。オンラインで英作文添削なんて本当にしてもらえるの?という疑念を払拭してくれます。
ただし、学術論文やビジネスレベルの英語に対する添削はしてもらわないほうがいいです。なぜなら、ネイティブはネイティブでも、結局は素人の添削だからです。
Lang-8
しかしLang-8は確かに無料なのは魅力的ですが、「素人同士」の添削になるために若干の不安が残ります。調べる力と時間があればいいのですが、忙しい人はそう時間を使うわけには行きません。そういう方には、Lang-8が提供しているHiNative Trekをおすすめします。
HiNativeは平日毎朝に課題が届き、それを提出してその日のうちにプロからフィードバックをもらえるという学習サービスです。Lang-8でも十分にアウトプットができますが、それだけではいつまでたっても自分が「何がわからない」の知ることができないのです。HiNative Trekなら課題をやる中で、自分の弱い部分がわかるのです。
ぜひお試しあれ!
中級者向け:日記からビジネス英語レベルならアイディー
英語添削「アイディー」とは、24時間、世界中の英語専門家・ネイティヴが英文を添削してくれるサービスです。NHK「おはよう日本」や「日刊工業新聞」等にも取り上げられたこともあります。
「なぜこのような添削結果になったのか」を本格的に解説してくれます。こちらは有料サービスなので、Lang-8のプロ版といえます。しかし、それでも添削1回あたり「166円」からできるので、コスパが半端ないです。アプリもあるので、スマホ、タブレットからでも気軽にとりくむことができます。
いいなと、思った点は課題の提供方法です。
アイディーでは持ち込み原稿の添削だけでなく、毎日の英語学習のために、英作文の課題を3パターン用意しています。まず、和文を英文に英作文する「和文英訳」。ある課題について自分の意見を自由に書く「自由英作文」。毎日日替わりで自由英作文の課題にトライする「日替わり英作文」。|アイディー
Lang-8は自由英作文ですが、ライティングって、書くネタがないとめんどくさいんですよね。
いちいち自分で「何を書こうか」決めるとこからはじまります。
そういう意味で、「和文英訳」や「日替わり英作文」という決まった文章から取り組めるというのは、手軽でいいですね。Lang-8よりも、スピード・質を求める方は、次のレベルとしてアイディーに挑戦するのがいいでしょう。
公式サイト
アイディーのホームページ
また、医療関係者やエンジニア、ソフトウェア・アプリ開発者、ビジネスマンなどで、本格的な英語の添削が必要な方は、ビイジネス版の「アイディービジネス」の利用をおすすめします。
上級者向け:英語論文の校正ができるGrammarly
こちらは、世界的な英語添削サービスです。
Grammarlyはぼくも、実際に大学の論文などの英語校正をするために使っています。クラスで最も優秀な学生が推薦するくらいに、このアプリはレベル高しです。
Grammalyは、デスクトップ版のアプリで、アイディーとは仕様がことなります。
無料版でも、以下の文法の間違いを指摘してもらえます。
・句読点
・定冠詞・不定冠詞
・単数・複数系
・前置詞
・目的格
Grammarlyは有料版にすると、スペル・文法チェックに加えて以下のメニューが使えるようになります。
・高度な文法チェック
・文章構成
・言い回しのチェック
・盗用度(Plagiarism)のチェック
・語彙力の増強
・プロによる英文校正(別途料金)
料金は1ヶ月、29.95ドル(約3600円)で、決して安くはありませんが盗用度(プラジャリズム)をチェックできるのは安心です。盗用していると訴えられたら、たまったたもんじゃないですからね。
Grammarlyの詳しい使い方は、以下の記事でまとめたので参考にしてください。
参考記事
スペル・文法チェックだけじゃないこの英語の添削アプリが高精度でおすすめ!論文のチェックにも使える Grammarlyの長所は①イギリス英語のチェックもできる、②大量の英文でも一気に校正できる、③校正の精度が高い、点です。ある程度は無料で使えますし、本格的な研究論文の校正も正確にできます。今回は、初心者でもわかるように使い方を解説します。
ただし、Grammarlyはすべて表示が英語なので、英語初級レベルの人にはおすすめしにくいです。その点、Lang-8と、アイディーはすべて日本語なので使いやすくていいですね。
その他のありとあらゆる英文、何でも対応!アカウントなしで即効で英文添削してくれるMainichi Tensaku
Mainichi Tensakuは、その牧歌的な名前とホームページとは裏腹に非常に質の高い英語添削をしてくれるサービスです。
特徴としては、
- アカウントを作る必要なしで添削してもらいたい英文をファイルで送るだけ
- 24時間受付で最短3時間で添削が戻ってくる(1000単語以内なら24時間以内確実)
- 添削者は、イギリス人とアメリカ人なのでイギリス英語もアメリカ英語も対応(講師プロフィール)
- Paypalで支払い可能
といったところでしょうか。
確かにアカウントを作る必要がないのは、TopAdmitやその他のサービスと比べても圧倒的に楽ですね。メールに添付して送るだけですからね。シニア層やネットが苦手な人におすすめしてあげるといいかもしれません。
気になる料金設定も透明度が高く、1から100単語までは1500円(税込)で、100単語以降は1単語あたり10円です。つまり1000単語で10500円(税込)ということになります。支払いがPayPalでいいのは地味にありがたいですね。
あと対応している英文には、履歴書、英文メール、スピーチ・プレゼン原稿、論文、海外向けの商品の説明、さらには小説まで含まれます!こんなに何でも対応しているところは、Mainichi Tensakuくらいしかないでしょう〜!
公式サイトと見積もりはこちらから
Mainichi Tensaku
まとめ:英語の添削アプリを使い分ける方法
英文ネット添削が完全に初心者という方は、まずは無料でできるLang-8でお試しをするといいです。それで要領をつかみTOEFLやIELTSなどの試験勉強のために、本格的な英語添削を必要するレベルになったらアイディー、留学して論文などを書くレベルになったらGrammarlyへと移行していくのがいいでしょう。
英語の願書や履歴書の添削を受けたい方は、TopAdmitがおすすめです。実際に利用してみたのでぜひ一読ください。
海外の大学への願書・履歴書の書き方がわからない人におすすめ!オンライン添削サービスを実際に使ってみた 留学にしろ、海外での就職にしろ必要になるのが「英文の添削」です。 大学への志願理由書や、欧米企業への就活の際に必要なカバーレター 。今回紹介するサービスは、大学や企業への英語の志願理由書の添削に特化したものです。その名もTopAdmit。早速、実際に使った志願理由書を添削してもらったのでそのレビューをしてみます。
そしてとにかく楽にスピーディーにかつ、上記のサービスで対応していない英文(小説とかスピーチ原稿)などの場合は、Mainichi Tensakuへということになりそうですね。
ネット時代の英語学習の恩恵をうけましょうよ!
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