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大学時代に社会貢献・ボランティアサークルをやる3つの理由

先日、学部時代で活動していた学生サークルのOB・OG会があったみたいで、えらく参加した皆さん大変良い場になったと各所でつぶやいていたので、参加できなかった僕も懐かしくなって昔所属してた団体のホームページとか眺めていました。そしたら、僕も大変お世話になった師匠がある学生団体のページで大学時代にサークル活動をやる意義」というコラムを発見して非常に共感しました。

原文では、大学時代にサークル活動をすることが原体験になる3つの理由をまとめています。以下一部抜粋です。

何歳になって会っても、「あのときのまんまだね」っていう本当の友だちができます。活動をしながら、深いところで感情の振れを共有した友だちは心から信用できるからです。

この経験は、社会に出ていく上で決定的に大切です。なぜかっていうと、サークル活動を通じて始めて、社会の組織は、すべて、人間の手でつくられてきたものだし、自分の手でつくることができるということを体感できるからです。

サークルは自分で選べますがサークルのメンバーは自分では選べません大切にしていることや考え方や、習慣が違うメンバーと、仲間にな同志になっていくのは自分たちの責任です。

そこで必要なのはコミュニケーションです。言うだけでなく伝わるように、伝わるだけでなく現実に変化を引き起こすように、コミュニケーションをするのは簡単ではありません。しかし、このコミュニケーションの苦労が、あなたの原体験になります。(中略)これは、仕事場でも、留学先でも、地域活動でも、PTAでも必ず生きます。話をすれば何とかなるという感覚ほど、人を助け続けるものはないのです。

ああ現役時代にこの文章を読みたかった・・・。僕も学生団体活動に明け暮れてたのですが、活動当時はミーティングやイベントで忙しくなっては、活動の意義がわからなくなったりしました。そもそもなんでボランティアでこんな活動してるんだと。

原文に「仕事場でも、留学先でも地域活動でも、PTAでも必ず生きます。」って書いてあるのですが本当にそう思います。

僕の大学院は、(スウェーデン特有みたいなのですが)やたらとグループワークが多くて、今学期は週一でグループワークとプレゼンがありました。履修者も世界中からきていて、全体で50人くらいの履修者でかつ毎回新しいグループ編成でなので、本当に大変です。グループワークする教室がわからなくてそもそも来れなかったり、ワーク中ずっと黙り込んでてやるべきことだけさっさと決めちゃおうという人もいれば、一人でひたすらしゃべり続けたりする人もいれば、(英語のせいなのか)明らかに話しの受け答えがおかしかったりとか、ネイティブの人たちはドンドン勝手に話を進めちゃったりとか、もう散々です。

みんなよくしゃべるけど、単純に「話を聴く」というコミュニケーションで最も大事なことが疎かにされてないか、と思ったのは海外でも同じでした。(現役時代は話を聴けと散々怒られました)「コミュニケーション能力が高くなる」という単純なことではなく、「話をすれば何とかなるという感覚」を持てるかどうかは、コミュニケーションに対する信頼、ひいては他者への信頼の基本になるということだと思いました。そして活動の幅が広がると、より様々な背景をを持つ人と関わることになり、この「他者」の範囲がさらに広がるように思います。

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