英文をチェックするサービスはいろいろあります。Lang-8は英作文の校正をネイティブにほぼ無料でやってもらえる、素晴らしいアプリ・ウェブサービスです。
簡単な英文の校正ならGingerはよく知られていると思います。(Microsoftワードはスペルチェックはしますが、それでもたまにしていないときもあります)
これまでの英語の校正サービスの不満点
しかし、中・上級者には少し物足りないのです。Gingerも確かにスペリングは拾ってくれますが、文法の校正は限定的です。おそらくGingerを使っている人はある時点で、Gingerの限界点を感じているはずです。
・アメリカ英語にしか対応していない
・チェックできる英文の分量が限られている(300ワードくらいでせいいっぱい)
・Office for Wordに対応していない
のが残念なのです。
そこでぼくが大学院のクラスメートからおすすめされたのが『Grammarly』だったのです!クラスで最も優秀な学生が推薦するくらいに、このアプリはレベル高しです。
修士論文・医学論文レベルでも使えます。
英語の校正アプリGrammarly のすごいところ
Grammarlyのいいとこは、
・イギリス英語のチェックもできる
・大量の英文でも一気に校正できる
・校正の精度が高い
です。
英語校正アプリGrammarlyの使い方はいたってシンプル
Grammalyは、ウェブブラウザでGrammarlyのページを開くか、ソフトをパソコンにダウンロードすることになります。
サインインして開くとこのようなページになります。
そして英文をこの画面上で作成します。[New]から新規作成をします。
こちらはデモンストレーション用の文章です。左側が本来空白で、 ここに英文を直接打ち込むか、コピペではっつけます。すると、右側に、訂正箇所がすぐに出てきます。
Grammarlyが校正できる英語はスペルミスだけじゃない!
Grammalyが指摘してくれるのは、
・句読点
・定冠詞・不定冠詞
・単数・複数系
・前置詞
・目的格
などの文法上の問題はサクッとチェックしてくれます。もちろんスペルミスもです。
ぼくが一番助かったのは、課題論文の英語チェックです。最低でも4000ワードを超える長文なので、Gingerではチェックに時間を要しすぎます。
Grammarlyには文書をアップロードボタンがあったので、ここから論文をあげてみたところ、
いけました。その総単語数 3867!
そうですGrammarlyめちゃめちゃパワフルなんです。
ぼくはもうこの機能だけでGingerから乗り換えましたね。
さらに高精度な有料版のGrammalyは論文の校正に
Grammarlyは有料版にすると、スペル・文法チェックに加えて以下のメニューが使えるようになります。
・高度な文法チェック
・文章構成
・言い回しのチェック
・盗用度(Plagiarism)のチェック
・語彙力の増強
・プロによる英文校正(別途料金)
盗用度のチェックは、英文記事・論文を書いている人にとって非常に助かります。盗用したらうちの大学でも一発でアウトですから。
料金は1ヶ月、29.95ドル(約3600円)、3ヶ月プランで59.95ドル(約,200円)、1年プランで139.95ドル(約17000円)なので、長く契約すると安くなります。
また「プロによる英文校正メニュー」は追加料金で、最速で24時間以内に英文校正をしてもらうことも可能だそうです。爆速ですね!
24時間以内の仕上がりで1単語あたり0.02ドル(約2.4円)
3時間以内の仕上がりで1単語あたり0.04ドル(約4.8円)です。
英文校正アプリGrammarlyが予想以上に高性能で感動 |英語日記
以上の記事によると2,228ワードで$44なので5000円くらいですね。本気でやばいときは、ここでこんなに早くチェックしてもらえるならありですね。
英語で論文、海外の大学の出願のエッセイ、英語の履歴書やカバーレターを書く必要がある人は、もしものためにこういうツールがあることを覚えておくといいです。致命的な文法とスペルミスがあるだけで、採用側は履歴書を見なくなることだってあるからです。
無料版だけでも十分スペルチェック・文法チェックできるので、英語を日頃使う人はGrammarlyをガンガンフル活用していくといいでしょう。
(たぶんぼくも修論出す前に、一ヶ月プランとか入って最終チェックするんだろうな…)
追記:その他の英語の校正アプリ・ウェブサービス
あれから英語の修論を提出して、無事大学院を卒業しました。
提出前に、どうせ世に出すのなら英語のミスをなくそうと思い、Grammarlyにアップロードしようとしたところ、60ページ以上のファイルはアップロードできないとのことでした。
この場合は、以下の2記事で紹介しているFreenalcer.comやアイディービジネス、その他クラウドサービスで、英語の校正をしてくれる人を探すのが良いでしょう。実際に僕は、Freelancer.comで英語校正をしてくれる人を探しました。
また最近みつけたTopAdmitというサービスもおすすめです。欧米一流大学卒の経験豊富なネイティブのプロの翻訳家が、ネットですぐに(返却は48時間以内)校正してくれます。