匿名質問箱サービス、Peingで絶賛質問に答えまくっています、たっぺいです。
先日こんな質問をいただきました。

おそらくこのかたは、僕の以下の質問への回答のことを指して「下に見ている」と感じたようです。
ざっくりいうと、フリーター=正社員・正職員以外の就労形態で雇われて働く人(バイト・パートやら契約社員)で、フリーランスは雇われずに個人事業主として働いている人かと。 #peing #質問箱 https://t.co/x4zxuOoZmr
— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月16日
一般論を述べただけです。僕からのアンサー。
僕が大事にしていることの一つに対等性があります。人はすべて対等であり、「上にみる下にみる」はその価値観に反しています。ましてや若者が大人になる過程が複線化した定常化社会では雇用形態で上も下もありません #peing#質問箱https://t.co/42UUXwX7wy
— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月17日
基本的には働き方は今後ますます多様化して、その中で格差化は起きています。同じ仕事をしているのに雇用形態(正社員かそうじゃないか)だけで給料の格差が開いていることは問題です。最近読んだ記事だと、大学の非常勤講師とかヤバイですね。

こういう不平等はおかしいということで、IKEA Japanは、雇用形態に関係なく、同じ仕事には同じ報酬を与えています。同じ職務に対してすべてのコワーカーに同じ賃金が支払われるというようにしたのです。日本で!
もちろん福利厚生の水準も同じなのです。正社員でもバイトでも。

そもそも…
僕の回答のどこにフリーターを「下にみている」というニュアンスが感じられたのでしょうか。スウェーデンのような国にいると雇用形態による不平等を限りなく小さくしようとしています。生き方の多様性を認めて、雇用形態による不平等をなくす。そういう方向に僕はなったらいいなと思っています
— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月17日
というか、フリーランス、フリーターをどちらが上か下と考えることとか全然気にしていません..。むしろそういう見方を質問者さんから知りました。(そんな見方で社会をみたいと全く思いません。老婆心ながら心配です)どんな立場にいる人だってすぐに「転落」するような時代ですよ。
— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月17日
フリーランスも社会的な認知度はまだまだなので、僕も肩身の狭い思いをしています。法的な補償だったりもね..。しかし最近では、協同組合的な社会保障を整備する協会などもできました。
ちなみにフリーランスの方には、これに登録することをお勧めします。https://t.co/oAUjnh2mLG
まだまだ社会的な保障は「正社員」と比べて弱いといわれるフリーランスに労災や賠償責任保障などを盛り込んだものです。年1万円だけだし
— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月17日
これほんとおすすめです。
あと多分質問者さんは、①フリーランス(個人事業主)として開業する費用は無料。開業申請出すだけ②フリーランスで仕事を受注しながらこれまで通り、非正規に仕事を同時にやる人もそれなりにいる
ということを知らないんだと思う— たっぺい@Tatasumaru Time (@tppay) 2018年1月17日
あとフリーランスは誰だってすぐなれますよ。開業届を税務署に出しさえすれば。
加えて多くの方が、飯を食うための仕事をバイトなどで繋ぎながら、フリーランスで自分のやりたい仕事を受注するということもしています。そうなると、フリーランスとフリーターの境い目すら曖昧になるのです。
どんな雇用形態でもほどほどに生きていける社会を作りには、抜本的に社会保障の仕組みなどを変えるなどしないといけませんが、そういう国も実存しているわけですから。
以上、フリーランス系研究者としてまとめました。