海外で就活するのに必須なのが、英文の履歴書です。
これがないことにはいくら海外で仕事を探そうにも、仕事が見つかるわけがありません。僕自身も、これまでドイツ、スウェーデンの会社で働いてきましたが面接の前にはやはり、英文の履歴書の提出が求められました。
海外就活・転職で必須の書類
たいていの場合、海外で就活、転職する場合に必要になるのは以下の書類です。
・Resume またはCV (シーヴィー) :英文で書かれた履歴書
・カバーレター(Cover Letter) :英文で書かれた志願理由書・自己PR文
僕もいつでも必要なときに渡せるように常にCVはアップデートしています。一応僕も、LinkedInというキャリア向けのソーシャルメディア上で、履歴を管理していますが、いざCVを提出するときはLinkedInから出力できるファイルではなく、独自でデザインしたものをメールに添付して送るようにしています。(多くの場合それを求められますので)ですので、やはりファイル形式で手元においておくようにしているのです。
英語の履歴書の作成が難しい理由
様々なサイトやTipsを参考にしながらCVを作成しているのですが、本当に難しいです。
なぜなら、
・申請先の職種・業種によって、スキル、経歴、などCVのレイアウトを構成する必要がある
・どのような表現が好まれたり嫌われるかが、国によって異なる。(例えばスウェーデンのキャリアセミナーで教わったのは、あまり自分が成し遂げたことなどを強調する「アメリカ型」で書かない方がいいとか)
・英文表現が多様すぎる(英文で書く場合は、”I”などの主語を入れず、動詞から始めると印象がプロフェッショナルになる、などの違いが出てくる)
・テンプレを使うとデザインも内容も平凡になってしまう
からです。
そんな中、発見したのがこの英文レジュメ添削サービス「My Perfect Resume」だったのです。実際に作成してみて、とてもよかったので紹介します。
My Perfect Resumeとは?
その名の通り、完璧なCVの作成を手伝ってくれるサービスです。手伝うというよりこのサイトからいい感じのCV・カバーレターをそのまま作成することができます。すごいのは、単にデザインテンプレートを提供してくれるだけでなく、記載内容のアドバイスや文章のテンプレートもあることです。
ビフォー・アフター
実際に使ってみたら僕の履歴書はこう進化しました。(も在浮くかけています。)
これはLinkedInから自動で作成してダウンロードができる履歴書ですが、何の変哲もありません。これがこうなりました。
Summaryがコンパクトになり、スキル、職歴を簡潔に表示するデザインになりました。
以下の有料記事では実際にぼくが使っていた英語の履歴書を公開しています。
豊富なテンプレート
こちらから早速、作ってみましょう。
手順はこの通り3段階。
- プロがデザインしたテンプレートを選ぶ
- 産業・職種別の箇条書きの例文を使って履歴書の内容を記入
- ダウンロード
だけです。実際に作ってみたので以下で詳しくみていきましょう。
デザインを選ぶ
まずは、履歴書の基本となるテンプレートを選びます。基本的に、すべてシンプルですがそれでも選択肢は多いです。デザインは結構大事で、提出先によって時系列で経験を表記したものか、スキルをメインにしたものかで印象が多きく異なるからです。
後で細かいとろころは修正できるようなので、とりあえず「HERO」を選びました。
ファイルをアップロードして経歴・技術を記入
そしたら今度は、履歴書の内容を埋めていきます。
一から全て埋めることもできますが、既にあるファイルをアップロードするだけで内容を自動記入することができます。ぼくは自分のお手製の履歴書があったので、そのファイルをアップロードしてみました。
テンプレートを選択
すると以下のページに飛びます。
自分自身の就活・転職状況に合った履歴書のテンプレートを選ぶために、今の状況を知らせるページです。これ、すごく大事なんです。例えば、まだ新卒で就労経験がほぼない場合などは、スキルや就学内容をアピールすべきですが、他の履歴書と同じように時系列に書いていたら、面接官には経験が浅い印象を与えることになってしまいます。しかし、テンプレートによってはそれを印象付けないことができるのです。(もちろん内容は同じでも)
ぼくはフリーランスなので、真ん中の「I am an independent contractor or freelancer」を選択。
すると、この僕の状況に合わせて履歴書に記述する内容をカスタマイズしました、という画面に。
Nextを押すと、履歴書の内容を埋めるためのアドバイスが。
職歴の基本情報を埋めること、略語を使わないこと、就労期間を明示すること、という基本的ではありますがちゃんとアドバイスですが..。
この後、アップロードしたファイルの情報を修正していくと、だんだんそれらしくなってきました。(プライバシーのため、個人情報は灰色に塗っています)
上記画像の左側で、デザインやフォントサイズを変更することができます。
履歴書の内容を変えるには、それぞれの項目をクリックすれば変更が可能です。順番を変えるのも、カーソルをドラッグするだけです。
アドバイスもくれる
内容を埋めれば埋めるほど、右下の「RESUME STRENGTH」のバーが伸びていきます。その下にある「Improve Score」をクリックすると、アドバイスを表示してくれます。
僕がもらったアドバイスは
・スキルを最低6つ提示すること
・My Perfect Resumeで用意したテンプレの文章を使うこと
・就きたいポジションに関連のあるスキルを挙げること
・職歴を全て埋めること
・成果を強調すること
です。
これに応える形で内容を変更していくとSCOREが上がっていきます。
ある程度まで内容を埋めていくと、以下のオプションができるようになります。
・Resume Check (内容チェック)
・Spelling(スペルチェック)
・Print (印刷)
・Download(ダウンロード)
スペルチェックがあるのはありがたいですね。
Resume Checkを選択すると、現在の履歴書の内容を評価してくれます。
評価ポイントも以下のように紹介してくれます。
履歴書のダウンロードはPDFでもWordでもできます。
素晴らしいのが、これまでの作業を中断したとしてもアカウントを作って作業をしていると、データが消えることなく続きから入力をできるのです。これはわかる人にはわかる嬉しいポイントです。
そしていざ、ダウンロードをしようとするとここで課金が起きます。すっかり無料かと思って使ってた…..
履歴書、カバーレターが作り放題の期間が
・14日間の場合、$1.95(約200円)
・1ヶ月の場合、$5.95 (約600円)
という設定になっています。
正直、完成した履歴書のダウンロード直前で請求されるところに悪どさを感じましたが、それでもこのクオリティには納得ということで200円払いました。
まとめ
これまでも様々な履歴書サイトを使ってきましたが、操作性、完成度ともにダントツでMy Perfect Resumeがよかったです。僕がいいなと思った点は、英文のテンプレートの豊富さです。
例えば、職歴の項目で職務内容を書き出す時に、できるだけ主語を含んだ表現(I have worked as 〜など)を避けて、動詞から書き始めたほうがプロフェッショナルにみえるという英文履歴書のアドバイスがあるのですが、その表現の仕方などもMy Perfect Resumeだとテンプレートから選んで修正するだけでいいのです。これはネイティヴではない日本人には本当に助かります。この文章は、LinkedInのほうにも反映させました。
有料ですが、新しい仕事を得るチャンスを考えると、投資に値するといえるでしょう。
その他のおすすめ英語履歴書の添削サービス
他にもおすすめできる英語履歴書の添削サービスがTopAdmitです。TopAdmitでは、志望動機書・パーソナルステートメント・入学出願の添削を欧米一流大学卒の経験豊富なネイティブのプロの翻訳家が、ネットですぐに(返却は48時間以内)添削してくれます。
実際に僕も利用してみたので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。TopAdmitは、サイトも日本語表示なので初心者でも安心です。
ぜひ、これらのサービスを比較して利用してみてください。