ついに完成!
スウェーデンの主権者教育の教材「政治について話そう!Prata Politik」の書籍化が実現しました!
この本の翻訳をはじめたのは、遡ることちょうど2年前の年末でした。
そのときのツイートがこれ↓
そして完成したウェブ版を公開したところ大きな反響があり、書籍化のためのクラウドファンディングを2020年の5月に実施したのでした。
そしてついに終了!
目標額の85万円には13日で達成し、2ヶ月実施したクラウドファンディングでは最終的には207人の方より112万4千円をご寄付いただき、無事プロジェクト実現となりました。
冊子化にあたって図書出版アルパカさんに全面的にご協力いただき、ウェブ公開版からさらなる進化を遂げるように、編集とイラストの作成などをしていただきました。
また、クラウドファンディング実施中に同時進行していた、全9回に及ぶ「クラファン応援トーク」も大好評でした。以下からYouTubeですべて視聴可能です。
緊急事態宣言時でしたし、Zoom不慣れな感じとか懐かしいです
クラウドファンディングの応援トークにご登壇いただいた方、SNSで拡散いただいた方、応援資金を追加いただいた方、冊子作成にあたってアドバイスをいただいた方、すべての方のご支援に、プロジェクトを代表して深謝申し上げます。
書籍版作成の大変さ
書籍版の作成は、単なる和訳の校正で終わらない、大変な作業でした…。原本にできるだけ似せたイラストの作成や、全体の構成、言い回しや訳語の注意書きなど様々に手を加えました。最後の最後まで訳語の議論も続けていました。
すべての校正が終わった!と思いきやまた修正点をみつけてと、キリがない作業でしたね…。
しかし、その甲斐もあってデジタル版から大幅に進化して大変読みやすくなったと思います。これもご協力いただいたアルパカ出版さんとイラストレーターさんのおかげです。
そして12月に納品が完了し、支援いただいた方への搬送が始まりました。10月搬送予定が大幅に遅くなってしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
到着している様子をSNSであげてくださっている方もいます。
クラウドファンディングしていた両角さん @tppay の本が届きました。スェーデン中学校教科書の翻訳を目にして以来の衝撃。これは@kenpo_shibuya さんとも議論したいです。 pic.twitter.com/06Xyk1en6g
— 豊福晋平: TOYOFUKU Shimpei (GLOCOM) (@stoyofuku) December 31, 2020
クラウドファウンディングで支援していた本が昨日届いたので、さっそく読んでみたいところ、あまりに素晴らしい本だったので興奮している。 pic.twitter.com/7qEuwkMHaX
— Kohei Seki (@bokuto_kohei) December 30, 2020
ウチにも届きました、読むの楽しみです!😆 https://t.co/eFB9iioptm pic.twitter.com/VrFtJwFR9f
— やなぎさわまどか🌥️ライター (@madoka_yng) December 30, 2020
不慣れなことも多く、ご迷惑をおかけしたこともありましたが、暖かく見守っていただき、ありがとうございました。
入手を希望の方へ
この本は、スウェーデン若者市民社会庁との取り決めで「営利販売しないこと」が条件になっています。なぜならスウェーデンの税金で作られた著作物だからです。ですので、当然、印税も訳者のもとには入らずクラウドファンディングで寄付いただいたお金は、すべて出版過程でかかった費用(イラストデザイン料や送料なども込み)に充てられています。
市販できないのが非常に残念なのですが、いくらか在庫を残すことができました。クラウドファウンディングを知らなかった、間に合わなかった、寄付はしたけれど友人知人にも渡したいという方は、アルパカ出版さんまでご連絡いただければと思います。価格はクラウドファンディングと同じで以下のようになっています。
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図書出版 アルパカ(www.alpaca.style)
E-mail:info@alpaca.style
電話 042-407-9120
*頒価は、クラウドファウンディングの寄付金額と冊数に準じております。
1冊= 3000円
2冊= 5500円
5冊=13000円
10冊=25000円
20冊=45000円
40冊=80000円
*全て、税・送料込み
詳細は以下からどうぞ。
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また後日改めてご案内いたしますが、2021年から本書の使い方や読み方、スウェーデンのデモクラシー事情、学校での政治の話をする際の取り組みなどを、訳者やスウェーデンに関係するゲストを招いて、連続講座をやろうという話がアルパカ出版さんと出ています。ぜひ、奮ってご参加ください。
2021年は、学校で「政治について話そう!」がニューノーマルとなるきっかけとなるような年になることを願います。
この度は、本当にありがとうございました。