記事まとめ

2017年5月、三十路に差し掛かる男2人(モロズミ、ヤマシタ)で「シベリア鉄道のりかえ北欧を目指す旅」に出ました。その時の記事をまとめます。
この日の旅路
5月17日、この日は1359kmを移動しました。ルジノ、ハバロフスク、アムール、オブルチェ、アルハラ、ブレヤ駅までの移動した午後までの様子をお届けします。
早朝、寝ぼけて眺めたアムール川
前日はウラジオストクを散策した疲れと、中央駅発のシベリア鉄道ロシア号を乗り過ごすわけにはいけないというプレッシャーのせいか寝付きは早かった。
が、ロシア号は思った以上に揺れが激しく時たま起きることもあったので、途中から持参したアイマスクと耳栓をして寝ることに。
早朝、誰かに肩を叩かれ驚いて目を覚ます。隣で寝ていた軍人のロッシが窓の外を指差している。見上げると朝焼けの中に大きな川がみえた。ハバロフスクを過ぎたばかりだったらしく遠くに大きな街がみえる。
寝ぼけていたので写真をとらなかったことを今は後悔している。というのもあれはかの有名なアムール川だったらしいからだ。
二度寝して目が覚めるとすっかり明るくなっていた。
買い込んだパンを朝食にいただいた。コーヒーはネスカフェのインスタントだけども、美味しく感じる。
頼まれていた、友人の結婚式のメッセージ写真を撮影。ロッシがモスクワまで残り8000キロのことも書けばと提案。スパシーバ!
シベリア鉄道から論文をアップロード
ウラジオストク空港で買ったSIMカードを起動させてメールを確認してみた。
ロシアでのSIMカードの購入はこちらの記事を参考にしてみてください。

メールを確認すると、案の定ウラジオストクに旅立つ前日に提出をした修論に関してのメールが届いていた。PDF形式の提出だけでなく、MS Word型も別のフォルダにアップロードしてくださいとのことだった。提出できなければ、これ以降修論の提出を受け付けないとのこと。
こういうこともあるかもと念のために入手したSIMカードがまさかのライフセーバーに。
だがSIMカードをONにしてもシベリアは広大なので、いつでも快適にネットにつながるわけではない。ほとんどの場合「H」というサインが表示されて接続されない。
しかし、停車駅付近では接続できることが判明したので、駅に近づいたら接続を試みてファイルをアップロードする作戦をとった。
この通りシベリアを眺めながら、論文を提出した。
スマホに、Bluetooth経由でファイルを送信し、スマホから提出先のフォルダにアクセスして無事論文のアップロード完了。
これでしばらく安心して鉄道でぼーっとできる。
シベリア鉄道で初めての下車
ネットにつながったということは、街に近かったということ。
街に近かったということは、駅が近づいてきたということだ。
ブレヤ駅についた。
シベリア鉄道に乗車してから初めての下車だ。
久しぶりの外出で太陽光が眩しい。
ほとんどの乗客が降り、みんな外でタバコを吸っている。
地球の歩き方には、シベリア鉄道では途中下車時にシャワーを浴びにいったり食料を買い込むことができると書いてあったが、なるほどこの通り小売人がちらほら見受けられる。左の人はピロシキを売っていた。
中にはとんでもない大きな燻製の魚を売っている人も。
購入を試みるも相乗りした軍人のロッシに、ここの食品はやめておけと目配せされる。
シベリアというと寒いイメージがあるがTシャツと短パンだけの人が多いのは、気温が高いからだ。このとき外気は23度と想像以上の暑さだった。
この駅では15分停車した。シベリア鉄道では駅の停車時間が異なるので、毎回下車するときに確認が必要だ。乗車口の隣には常に車掌さんがいるので、荷物を車内に置いて下車しても安心だ。
車内戻ったらまた長い列車の旅の始まりだ。以下の行動がこのときには7日間のルーチンワークになるとは思いもしなかった。
- 読書
- ロシア語をプチ学習
- 筋トレ
- 仮眠
- 食事
- 途中下車
この繰り返し。
モスクワまで残り7999km …
シベリア鉄道の記事まとめ

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