日本シティズンシップ教育フォーラムとは、地域や社会の変革と創造に参画していく社会デザインの担い手を育む「シティズンシップ(市民)教育」や、関連する様々な教育の実践、研究、政策形成のためのプラットフォームのことで、2013年に設立されました。事業の一環で、会員向けに定期的にニュースレターを発行していて、現在、「ヨーロッパの動きから考える」という名の連載をやらしていただいています。
今回は、第二回で「スウェーデン若者協議会に学ぶ、若者が社会に影響を与える方法」を紹介しました。エッセンスは、こちらの記事に近いですがきっちりまとめたものになります。
参考記事
以下、今回のニュースレターの目次になります。
リレーエッセイ
シティズンシップと生徒会活動
/小原淳一(大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程)
実践事例紹介楽しく! 面白く! 〜シティズンシップ教育定着へ向けた「ど・あっぷ!」の活動〜
/馬場政彰(NPO 法人ど・あっぷ!代表理事)特集
「シティズンシップ教育を進める上で何を大切にするべきか?」
/荒木寿友(立命館大学大学院教職研究科准教授)
推薦図書−学生・院生に薦める5冊−
/古田雄一(大阪国際大学短期大学部専任講師)
/斉藤仁一朗(東海大学 課程資格教育センター 教職研究室助教)連載「ヨーロッパの動きから考える」
スウェーデン若者協議会に学ぶ、若者が社会に影響を与える方法
/両角達平
僕の連載の冒頭部分をチラ見せするとこんな感じ。
前回の「J-CEF NEWS」では分断されゆく欧米社会におけるシティズンシップを考察する上での背景について論じた。米英のシティズンシップ教育をめぐる文脈とは違った流れの中にあるスウェーデン社会には、シティズンシップ教育(citizenship education)というものは存在しないと、筆者は繰り返し述べてきたが果たして本当だろうか?端的にいうとシティズンシップ教育と標榜はしていないものの、シティズンシップ教育のエッセンスを盛り込んだ、積極的な市民性を培う子ども若者の民主的な意思決定に参画する機会は存在するといえる。例えばあながたもしスウェーデンの高校生なら、以下のような機会に参画することができる…
僕が寄稿した部分を読むには日本シティズンシップ教育フォーラムの会員になる必要があります。ぜひ、社会参加に関わる教育に関心のある方や、活動に共感できる方は会員になってご購読いただければと思います。
特に今回は、最近日本の各地で話題になっている若者議会や若者会議などのとりくみを扱っているのでぜひどうぞ。
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