いよいよスウェーデンの総選挙が9月9日に実施されます。今回は、イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生など欧米の政局の右傾化もあり、スウェーデン の総選挙は国際的にも注目を集めています。
また日本では選挙の投票率が低いことから、投票率が高く、市民の政治参加度合いの高さからもスウェーデンが注目されてきました。実際に前回の2014年の選挙での投票率は、86パーセントでした。若い人の投票率の高さも有名です。
30歳以下の若者の投票率は、81%で、18~24歳に関しては82.2%の投票率https://t.co/eul2bLbRoV
スウェーデンでも日本と同じように若年層の中でも若いほうが投票率は高い— たっぺい/フリーランス系北欧研究員 (@tppay) 2017年2月19日
そんな脚光を浴びるスウェーデンの選挙ですが、実際にどのように選挙が実施されているのでしょうか。選挙日、主要政党、投票ができる人、投票の仕方を改めてまとめてみました。
スウェーデンの総選挙とは?

By: Carles Tomás Martí – CC BY 2.0
スウェーデンは、3つの政体により構成されています。1つは、349議席を保持する国会(Riksdag)。2つ目は、20のランスティング(landsting:日本でいう「県」のような)、そして290のコミューン議会 (kommunfullmäktige)から成り立っています。この3つの政体は、縦割りで国からのトップダウンで機能しているわけではなく、それぞれのレベルで担っている行政施策が異なります。
毎4年、これら3つの政体における総選挙が、9月の第2日曜日に同時に開催されることになっているので、今回は2018年9月9日が選挙日です。

By: Per Pettersson – CC BY 2.0
https://www.thelocal.se/20180305/how-to-vote-in-the-2018-swedish-election