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スウェーデンの若者支援の現場を日本の若者団体が訪問しました。(報告書あり)

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スウェーデンの若者の投票率が高い理由

2012年の6月に日本から若者支援の実践をしている後輩らがスウェーデンの若者参画の視察にきました!僕もやっていたYECと東京で活動しているRRRプロジェクトの共同企画ということで、僕は現地コーディネートと通訳をしました。その報告書(無料)が完成したのでリンクをシェアします。視察先は以下の通り。

YOUNG KRIS

KRISについては何度かとりあげましたがその若者バージョンについては明らかになっていませんでした。そのイメージからは想いもしない活動をしていました。

FRYSHUSET

スウェーデン最大級の民間のユースセンターです。以前ブログでも触れましたが、ここは学校も併設しているので、遊べる学校とでも言ったほうがいいのかな。いやだけど困難を抱えた若者へのプロジェクトもあるからな…。そんなでっかいところです。

Andra Hemmet

ストックホルム南郊外にあるの自治体が運営するユースセンター。ここは街の治安はもともとあまりよくなかったのですが、明らかにそんな空気を感じさせない素晴らしいセンターです。論文を書くためにインタビューをしにいったりして何度か訪れましたが、この視察でよりこの地域の自治体の仕組みや、ワーカーの価値観や意思がより明らかになったように思いました。

現在僕はここでDJを教えるインターンシップをしています。

Kristinehamns Kommun

2007年に若者自治体オブザイヤーを受賞(国が毎年表彰)したスウェーデン央に位置する小規模な地方自治体。ここでは若者という枠を超えて、デモクラシー・コーディネーターという職員が市民の声が届くまちづくりをしていました。

まちづくりに興味がある方や行政関係者にはぜひ読んでほしいところです。

Karlstad Kommun

こちらも若者自治体オブザイヤーを受賞したスウェーデン央に位置する地方自治体。ある職員はこんなことを言っていました。

「すべての市民の声を聞き、それをきちんとまちに反映させることにより、住みやすいまちをつくるのである。そうして魅力的なまちにしていきカールシュタッド市の人口を増やしていくのが市全体の目的である。」

人口を増やすための着想がそういうとこなんですね。以下に序文を載せます。

はじめに

このスウェーデン若者参画視察報告書は日本での若者参画を推進していくために先進的事例を紹介しているものです。今回我々は5か所の地方自治体やユースセンター、団体などを視察、インタビューし、その結果をまとめ、報告書にしました。

スウェーデンは若者参画について極めて先進的な事例を持っています。そういった先進的な事例が「民主主義」に重きを置いた国民性から生まれ、その考え方がいかに徹底されているかがこの報告書からお分かりいただけるかと思います。我々は当初、スウェーデンの「ユースワーク」について調べようと思い視察することになりました。ところが実際に視察した結果、ユースワークはもちろんですがあまりにも民主主義について考えさせられることとなりました。そして、民主主義の考えによってスウェーデンのユースワークが成り立っていることも分かりました。

日本に暮らしていると民主主義について考えることなどほとんどないと思います。是非、この報告書を読んでいただいて民主主義とは一体何なのか。そして若者参画がなぜ必要なのかを考えていただきたいと思います。

日本においても若者が社会の一員として認められ、参画していくことができるようになっていってほしい。そのような思いを込めてこの報告書を作りました。是非読んでいただき、そのことを皆様のご活動に反映させていただければと思います。

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