Pioneer のCDJ-350と、Mac Book ProにインストールしていたDJソフト「Virtual DJ 8」を使ってDJができないか調べてみました。まる2日かけて死ぬほど英語の記事を調べまくり、なんとかして接続に成功させ無事DJをプレイしきることができました。
今回はこのCDJとVirtual DJの接続方法をシェアします。
そもそものきっかけ
週末に親友の結婚式がありました。最高でした。
その時に二次会でDJを頼まれました。ぼくはかつてスウェーデンに留学中に1年半ほぼ毎週、学生パブでDJをしていました。(その経験からこのブログでもいくつかDJの記事を書いていますが、かなり検索流入あるんです実は)
もうその時から2年くらい経ち、すっかり足を洗っていたのですが、親友の結婚式だったので一肌脱いでやってみることにしました。
普段はこちらのMIDIのPCDJコントローラー、VestaxのVCI-300を使っていたのですが、重いし実家から送ってもらうのも手間だったので、現実的ではありませんでした。2次会の会場にはPioneer のCDJ-350があったので、Mac Book Proを接続してDJソフト「Virtual DJ 8」を使ってDJができないか調べてみました。
するとどうでしょう、Google検索しても答えがみつかりません。あるのは、Virtual DJとMIDIコントローラーの接続の仕方か、新しいバージョンのPioneerのCDJのみ。
試しに検索言語を英語にして唯一ヒットしたのが以下の動画。
泣
画質も悪いし、説明もよく聞こえないし、しかもこれ接続がMacじゃなくてPCだし、Virtual DJ 8じゃなくて7だから若干わからないし…(頼むから日本語で文字化してくれる日本のDJ増えてくれ泣)
まる2日かけて死ぬほど英語の記事を調べまくり、なんとかして接続に成功させ無事DJをプレイしきることができました。今回はこのCDJとVirtual DJの接続方法をシェアします。
まずはCDJとソフトウェアを下準備
接続に試みたのはこの2つ。
2次会の会場にあったCDJは、Pioneer CDJ-350。古いやつです。
そしてMac Book Proに搭載していたソフトウェアは、Virtual DJ 8
こちらのページにアカウントを作成し、最新版をダウンロードします。Virtual DJ Home の無料版では、CDJへの接続機器が限定され、プレイ時間も10分しかできないので有料版にします。購読(subscribe)ページから、購読が可能です。ぼくは、以下の毎月19ドルのバージョンにしました。(解約はいつでもできるようです)
購入するとアカウントと購入者番号が紐つきます。
続いて、こちらのページからCDJ-350をパソコンで使うためのソフトをダウンロードします。ファームウェア(firmware)と、Macユーザーは「CDJ / XDJ Aggregator Tool for Mac」を(Windowsユーザーは「Audio Driver For Windows」をダウンロード) します。ダウンロードしたら、デスクトップに移動させていつでも開けるようにしておきましょう。
最後に、パソコンとCDJを接続するUSBケーブルも用意します。ぼくはこちらのUSBケーブルを
2メートルのもので十分でしょう。
ここまできて下準備完了です。
ケーブルの接続とVirtual DJの設定方法
それでは、いざ接続して立ち上げてみましょう。ここかなり慎重にやりましょう。
1. 2本のUSBケーブルとパソコンを接続
まずは、Macとコントローラーとミキサーの接続の準備です。接続は以下の図の通りにやってください。
ぼくは上の、HID SET UPで接続しました。
2. ソースセレクトでパソコンを選ぶ
続いて、CDJの電源を入れ、音源をパソコンにします。音源をパソコンにするには以下のボタンを押します。
ここを押すと、「CONTROLMODE」とDJコントローラーに表示されているはずです。
3. CDJ/XDJ Aggregator を起動
そしたら今度は、Macにダウンロードした、先ほどの「CDJ / XDJ Aggregator Tool for Mac」を開きます。以下のマニュアルの通り、「Pioneer CDJ」が出て来たことを確認してOKをクリック。
4. Virtual DJの接続設定
ここまできてようやくVirtual DJを起動させます。
起動させると、ログイン画面になるので先ほどVirtual DJをダウンロードした際に使用したアカウント情報を入力してログインします。(これをしないと無料版になってしまうので接続ができないはずです)すると「検出された新しいデバイス」というポップアップがでてくるので、「音声カードを使用する」を選択してOKをクリックします。
Virtual DJのトップ画面になったら、左上の設定ボタンをクリックし「オーディオ設定」をします。そして以下のように設定します。
出力 (画面上部):外付けミキサー
カード:ふたつの音声カード
出力 (画面中部):
デッキ1 / Pioneer CDJ-350 / chan 1 & 2
デッキ2 / Pioneer CDJ/XDJ / chan 1 & 2
最後に「適用」をクリックすれば、完了です。DJコントローラーと画面上のターンテーブルが連動していることを確認してみてください。僕が一番苦労したのは、この最後のオーディオ設定で英語記事でもVirtual DJ7時代のスクショはあっても8はなかったりと大変でしたので、試行錯誤して連動するか試してようやくできました。
まとめ
結婚式の2次会では、MIDIコントローラーをミキサーに直接繋いでプレイする人が多いようです。今回紹介した方法なら、USBケーブルとVirtual DJの有料版を購読するだけでいいのでコスパがいいです。しかもCDJは、ちまちましているPCDJのMIDIコントローラーとは異なり、DJの動きもダイナミックになるので見栄えもいいし、プレイしていて快適です。
しかし、Virtual DJは有料版にもかかわらずアプリが立ち上がらず、アンインストールをして再起動しなければならなかったり、フリーズしたりすることもあり最初は安定しませんでした。(二次会当日もフリーズして、アンインストールを実行したのでプレイリストが消えて、ぶっつけ本番でやることになりました泣)
そういうリスクもあるのでVirtual DJは早めにダウンロードしとおいて、しばらパソコン上で遊ばせておくのがいいと思います。クラッシュ、フリーズが多いようだったらTraktor など他のソフトウェアを検討するのもありです。
それにしてもDJ機器の接続方法を、日本語で探すのがこんなに大変だとは思いませんでした。DJさんで接続方法とかもっとブログ化してったら絶対読まれるのに。