Tatsumaru Times の連載、「香港いい店うまい店」シリーズ第9弾。
このシリーズはアジアNo.1の国際都市、香港🇭🇰の魅力と本当にうまい店🍜を現地の記者がレポート。書き手は、グルメで笑顔がまぶしい日系企業の香港の駐在員、ギャツビーくん。

先日は魅惑の香港マカオツアーにお越しいただきありがとうございました。楽しかったですね。

2月に香港行きが実現しました。ムッチャおせわになりました!

今回は大航海時代のロマンを感じるマカオの美味しいものをご紹介しますね。
Image made by 山城 さくら
カジノだけじゃない、マカオの街
マカオと聞いて真っ先に思い浮かぶのがカジノだと思います。確かにマカオの税収は8割がカジノから得られる税金であり、街のいたる所にカジノがひしめくちょっと変わった街です。でもマカオをもっと変わった雰囲気にさせているのが、マカオが歩んだその特異な歴史でしょう。
大航海時代にポルトガルの中国拠点になり、19世紀後半から1999年まで約100年間ポルトガルの植民地となりました。そのため街のいたる所に古い南欧風の建物があり、石畳やタイル壁も南欧を思わせます。ザビエル先生の活躍を偲ばせるキリスト教系の世界遺産も多くあり、カジノと世界遺産の街というのがマカオの姿ではないでしょうか。
世界遺産の聖ポール天主堂跡
石畳と南欧風の古い町並み
綺麗な模様のタイル壁
あの日あの時あの場所に、サビエルがいなかったら
香港に貿易拠点としての地位を奪われるまで、マカオはカトリック教の布教拠点であると共に、世界と中国を結ぶ交易の中心でした。また、長くポルトガルの植民地であったため、マカオの料理は様々な国の食文化に影響を受けているといわれています。
スパイスの効いたソースが特徴的なアフリカチキン。マカオ料理の王道です。

マカオ料理も良いですが、やはりマカオに来たからにはポルトガル料理を食べることをお勧めします!
マカオには多くのポルトガル料理屋がありますが、僕が自信をもってお勧めするのが、静かな南欧風の古い町並みにひっそりと佇む「Albergue 1601」というお店です。
古い教会内の建物をリノベーションしており、雰囲気は最高。南欧風の什器もかわいらしく、サービスもしっかりしているのでワインを飲みながらゆっくり食事を楽しむことができます。
タコのサラダ
ポルトガル料理の代表格バカリャウ

干し鱈のすり身をコロッケにした食べ物で、ポルトガルのソウルフードとのことです。これがうまいんですな。
イワシの炭火焼き。ナイフとフォークで焼き魚を食べるのが新鮮です。
魚介のリゾット。これめちゃくちゃ旨いです。
大航海時代の波風を感じて。。。
昨年10月に香港とマカオは世界最長の橋で結ばれ陸路でも移動することができます。また、上環のフェリーターミナルから24時間船が出ているので、マカオに泊まる必要はなく、十分日帰りで楽しむことができます。ヘリコプターで移動すことも可能なので、カジノで勝った場合はリッチな交通手段もあります。

香港にお越しの際はマカオまで足を延ばし、ワインを飲みながらポルトガル料理を食べるという、いかにも大航海時代的なお食事をお勧めします!
紹介したお店
Albergue 1601:
