香港いい店うまい店
はじめまして!編集長の友人のギャツビー(Gatsby)ともうします。現在は、日系企業の香港拠点で営業の仕事をしています。営業という仕事がら、お客さんと会食する機会もおおく、日々おいしくて雰囲気のいいお店を探求しています。
香港の魅力とは?
香港は1997年まで約150年間イギリスの植民地であったこともあり、アジア諸国のみなら、ず世界中から多くの人が集まりエネルギーに満ちあふれた街として成長しています。当然食文化も多様で、中華料理はもとより、世界中から美味しいものが集まっています。
この記事を読んだ方が、少しでも香港を訪れてみたいと思えるように、香港の美味しいお店とそれにまつわるエトセトラを紹介していきます。
ギャツビーよろしく!これから数回に分けて記事を投稿してもらいまーす!
東洋の魔窟って響きすごくないですか
香港の夜景
1842年香港が清からイギリスに割譲され、1898年に九龍(Kowloon)北部もイギリスの租借地となった際に、割譲地と租借地の境にあった城砦のみ租借地から外れてしまいます。結局、このエリアはイギリス、中国のどちらの管轄でもない無法地帯となり、第2次世界大戦後には中国本土から逃れてきた人々がそこに住み着き、「九龍城砦(Kowloon Walled City)」という名の集合住宅が形成されました。
九龍寨城公園にある九龍城砦の模型
その複雑に入り組んだ集合住宅は違法行為が半ば公然と行われ「悪の巣窟、東洋の魔窟」と呼ばれるようになります。1993年に住民は退去させられ、建物も取り壊されましたが、1996年に九龍寨城公園として整備され現在は一般に開放されています。
タイよりもタイらしいタイ料理 in 九龍城
この九龍寨城公園がある九龍城(Kowloon City)は近年、急速に香港人の注目を集めるグルメタウンになっています。また、ここはタイ人が多く住むエリアでもあり、タイ好きの同僚に言わせれば「九龍城はタイよりもタイらしい料理が食べられる」とのこと。
意味はよく分かりませんが、おいしいタイ料理はどうやら九龍城にあるらしい。
九龍城は街の北側に九龍寨城公園があり、東側に多くのタイ料理店やベトナム料理店がひしめきあっています。九龍寨城公園を見学した後に訪れたいのは”Mini Bangkok Thai Food”というお店。
Mini Bangkok Thai Food
Mini Bangkok Thai Food
https://s.openrice.com/QrKS0gYS000
トムさん、ヤムさん、やっておしまいなさい!
内装はシンプルで清潔感があり、タイ国王の写真も掲げられておりタイよりもタイらしい雰囲気。什器は黄色で統一されており、像をモチーフにしたお店のロゴもかわいらしい。
メニューは豊富で、シーフード料理、タイ風BBQ、タイカレーなどタイ料理と聞いて想像するすべての料理をそろえています。
トムヤムクンは爽やかな辛みの中にも、ココナッツの甘みと魚介のうまみが一堂に会し美味!
タイ料理で汗をかいたらシンハビールでのどを潤すというタイよりもタイらしい組み合わせでお腹もいっぱいに。
ミックスカルチャーでも味に混じりけ無し!
今は無き東洋の魔窟に香港が歩んだ歴史を感じた後、中華料理ではなくタイ料理を食べるというのが、なんとも香港らしいミックスカルチャーな組み合わせ。爽やかな辛さのタイ料理にはさっぱりとした南国のビールがよく合います。
九龍城でタイ料理という組み合わせが様々な文化を許容する香港らしさかもしれません。
紹介した場所
1. Kowloon Walled City Park|九龍寨城公園
Kowloon City, Hong Kong
Kowloon Walled City Park · Kowloon City, 香港
2.Mini Bangkok Thai Food|小曼谷泰國美食
Hong Kong, Kowloon City, Nam Kok Rd, 9號號 Nam Shing Building
Mini Bangkok Thai Food (Kowloon City)