なぜ今再び「道徳教育」なのか? ー 社会不安を抑圧する教育と監視社会
教育の本を読みました。これまで「若者政策」や「シティズンシップ教育」、「ユースワーク」というキーワードで色々学んできましたが、このどの言葉も使わないで市民参加型の民主主義社会の礎となる、教育のあり方に通じる考え方を論じている本でした。
ストックホルム、ベルリン、日本をいったり来たり。専門は、北欧の若者政策。
教育の本を読みました。これまで「若者政策」や「シティズンシップ教育」、「ユースワーク」というキーワードで色々学んできましたが、このどの言葉も使わないで市民参加型の民主主義社会の礎となる、教育のあり方に通じる考え方を論じている本でした。
師走の総選挙が終わり、投票率が52%前後と戦後最低を記録との見通しが報じられてますね。それに応じる形で、スウェーデンの投票率の高さについてTwitterでのバズが急造しています。というわけで、これまでに、このブログで書いてきたスウェーデンの若者の投票率の高い理由についての記事とその関連記事についてまとめました。
各紙伝えてますね。イギリス労働党の党首エド・ミリバンドが生討論番組で、2016年の5月の選挙から16歳・17歳でも選挙の投票を許可することを確約しました。
さらにはスウェーデン環境党から実際に立候補した若手政治家、若者に投票を呼びかける政党青年部の若者、いち投票者としての若者へもインタビューをしており、まさに「選挙」×「若者」×「スウェーデン」が盛り沢山です。
スウェーデンの若者には様々な形で社会に関わる機会があることを、様々な団体を紹介することでこのブログでは扱ってきました。びっくりするくらい色々...
若者が社会的弱者に転落する(宮本みち子)が2002年に発刊されてから12年。その間、日本の若者支援は、政策・現場ともに様...
デモエックスとは、インターネットを活用して、市民の直接的な政治運営を実現した、まさに「直接間接並存政治」主義の政党です。そんなわけで、今年の6月にこの団体を訪問してきたので簡単に紹介します。ぜひこのプラットフォームを日本語化して、新しいメディア、ネット、民主主義についてまずは「書くディベート」始めてみませんか?
学校選挙2014とは、スウェーデンの国政選挙が実施されるたびに行われるプロジェクトだ。日本でいう中学生と高校生が主な対象で、実際の選挙に先駆けて生徒が投票を学校で行うというものだ。もちろん投票は「模擬」なので実際の国政選挙に結果が反映されることはない。
この4月、あるランキングが公表された。その名もThe Global Youth Wellbeing Index (世界若者幸福度指数) だ。 この調査では、 世界各国の若者の状況を比較できるように、市民参加、経済、教育、健康、情報技術、治安といった若者に関連する6つのテーマに即したデータを集積し、指標化したものだ。
ユニセフの"CFC - 子どもにやさしいまち" という取り組みをご存知だろうか。Child Friendly City (=CFC)、 訳して「子どもにやさしいまち」事業は、96年に開催された国連ハビタットで子どもの権利条約の理念に基づき提唱され発足し、ネットワーク化された。以降、ヨーロッパを中心に世界中で900以上の自治体が参加している。
Twitter、Facebookのフィードで若者支援関係者の方々が、往々につぶやいていた「子ども・若者育成支援推進法の改正案」をじっくり読み込んでみた。できるだけバイアスなくして読もう…というかバイアス云々の問題じゃなくて、ここまでバッサリやるなんて、これまでの政策の文脈の完全無視もいいところ。
前回のエントリー「スノーデン事件に影響を受けた欧州の新たな動き」では、スノーデン事件の世界の、主にヨーロッパにおける状況を整理し、アクティビストやジャーアナリストの主張や議論、方策を整理した。では、この一連のスノーデンの暴露に対して、世界の若者はどのように反応したのだろうか。ワシントンポストが実施した世論調査によると、アメリカの30歳以上の大人の57%は「スノーデン氏の罪を問うべきだ」としているが、これは30代以下の若者ではわずか35%という数字だ。
Twitterで古いブログ記事が流れてきて、そういえば今年もやったけど掲載してないと、気づいたので勝手に載せます。静岡県の子ども・若...
そうなんです。フィンランドの青少年余暇活動センター(ユースセンター)にてインターンシップをしてきた僕の尊敬する大学の後輩の山本くんが、お世話...
スウェーデンのユースワーカー(余暇活動リーダー)の紹介動画を発掘したので、日本語の字幕をつけました。
スウェーデンの若者はどうしてそんなに政治参加の意識が高いのでしょうか? その理由をスウェーデン緑の党で活躍する若き政治家、ユーリ・シルヴァ氏(25歳)にたずねます。
では世界では、投票年齢は何歳に定められているだろうか。Inter-Parliamentary Unionを参考に集計した結果、世界の約85%の国(196カ国中、167カ国)では18歳を国際選挙における投票年齢としているが明らかになった。以下の地図は別ソースであるが、日本が明らかにこの世界の潮流で少数派であることを理解するには十分すぎる地図であろう。
先日、ルーマニアからの日本の若者参画を調査にきた友人と話していて思ったことをいくつか。おもしろかったのは、いくつかの研究者や実践者を訪問してすでにインタビューと資料集めを終えた彼に、これまでの発見について話してもらったところ、その疑問点や問題意識が非常に僕のそれと一致したこと。
前回の記事、ストックホルム暴動について -スウェーデンのユースワークの日常と歴史に照らして に引き続き、ストックホルム郊外で起きた若者の暴...
この規模の暴動は日常茶飯事であるというわけではないが、大都市の郊外では若者によるこのようないたずらともいえる事件は頻繁に起こっている。
参院選が終わって、やけに自分のブログへのアクセス数が伸びてる!と思ったら、こんなツイートが飛び交っていました。 【スウェーデンでは投票率が...
ベルリンはドイツからこんにちは。インターンシップが始まって一週間が経ちました。先週来たときにはまたもや住む場所が見つからずホステルに滞在して...
16歳から25歳の若者の青年部所属率は3.5%で、過去10年間でみるととくに大きな変化はなく相対的に安定しており、他の欧州諸国よりも高い水準を保っているとのことです。
ヨーロッパにいる日本の留学生はぜひEuropean Volunteer Service (EVS)でインターンを見つけるのをお勧めします。生活費とポケットマネー、全てEUが支援してくれるみたいです。
こんにちは、ハノーバーはドイツよりひげぴよです。ベルリンのプチ観光を終え、本日から一週間あるイベントに参加してきます。若者支援やノンフォーマ...
この文章はスウェーデンの若者政策の概要にすぎませんが、それを支える根本的な価値観、欧州各国との違い、そしてスウェーデンならではの若者政策の特徴、がわかりやすく記述されています。
スウェーデンの10代の女子が暴力的な振る舞いをする傾向にあることをユースセンター、フリーシュフーセットの職員が警告している。同センターの職員である10代の若者と平等に関するワークショップをしていたアラン・アリは、週末、マルメ(スウェーデン南部の第三の都市)で参加者にむけてこう話した。
スウェーデンには各地域ごとに”若者会(Ungdområd)”なるものがあります。2003年に設置された組織であり、「地域の政策に若者の声...
基本的にはスウェーデンと日本では社会的にも文化的にも何もかもが違うので比較は難しいです。 しかしだからといって、「まあ文化が違うからねえ…」というだけの理由で、スウェーデンについて学ぶことを諦めたくないのです。日本の子ども・若者をとりまく社会の状況をよくするためのオルタナティブ(代案)があるのなら、どうしてそれを活用しないのでしょうか。
スウェーデンが子どもへのあらゆる形態の暴力的な取扱いや、精神的虐待 に当たる取扱いを禁じる法律を導入してから、2013年時点ででちょうど34年。この法律を導入したことで、スウェーデンは世界で初めて育児手段とし ての暴力を禁じた国になった