若者を「問題」と考えない愛知県新城市がすばらしい。

静岡で若者による、まちづくりの活動をしている後輩がいい記事を書いています。

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新城市の若者議会から考える国内における若者政策の発展 | わかものうぃーくす

愛知県新城市の「若者議会」を訪問してヒアリングした際のノートです。

内容は、

  1. 新城の若者政策の発展
  2. 新城の若者議会はイギリスのYouth Parliamentを知った若者からのアイデアではじまった
  3. 若者の意見で若者政策・若者議会を条例化
  4. 若者議会のスタート
  5. 具体的な若者議会の流れ
  6. 若者議会から出た6つのアイデア
  7. まとめ

で、具体的なイニシアティブまで落としこんで書いてあります。Bra jobbat!

新城市の若者政策の特徴をまとめると、以下のようになります。

  • 「若者政策」という用語を使っている
  • 穂積市長の3期目の公約で若者政策が掲げられた
  • 大臣制で若者政策のワーキンググループをわけて議論を重ねる
  • イギリスのユースパーラメントに着想を得ている
  • 若者条例、若者議会条例が可決され、若者議会は市長の諮問機関となる
  • 若者を「資源」と考えている

国内でヨーロッパの流れをみている取り組みはいくつかありますが、その中でも新城市は、表層的に海外の若者政策をコピペするだけでなく、理念からを落とし込んでいるが故にこのように、アイディアが逸れることなく現場も回っているのでしょう。すばらしいです。

若者を「資源」とみなすこと、なのですがそれはスウェーデンの若者政策の根幹をなす考え方です。大人は非行青年をどうしても「問題」とみなして、それを「教育」や「予防」で「修正」しようとしますが、そのようなアイディアでは若者の本来の力を発揮することができないとして、思想の転換をしてきたのがスウェーデンの若者政策でした。

実際に、穂積市長なのですが市長のブログで、ぼくも下訳に関わったスウェーデンの若者政策の翻訳文章を読んでいます。

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「若者政策」を考えるにあたって、この面の先進国スウェーデンの「青年事業庁」の文書から一部を紹介しておこう。・・・私たちは、すでに存在する世界に生まれてくる。両親も、生まれてくる時期も、生まれる国も、性別も、自分で選んではいない。両親が所属する社会的地位...,愛知県新城市の市長・穂積亮次(ほづみりょうじ)です。 平成...

「若者政策」-問題整理のために | 山の舟歌・第3章(新城市長ブログ)

職員が自然に「若者は資源」を口にしていたことから、いかに理解が深まっているかがわかります。最後のまとめ、まさにその通り!

このように国内の先進的と言われる若者参画の取り組みのほとんどがヨーロッパの思想からはじまっており、取り組みだけを真似するのではなく、思想を取り入れるということが必要であるように思う。若者参画において実質的な影響力の担保が重要であると述べたが、取り組みだけを真似していては、格好だけヨーロッパ式のお飾り参加になりかねないだろう。新城市の職員さんから自然に、若者は資源であるという言葉が出てくるように、若者政策にどんな意義があり、若者参加とは何なのか、という根本的な議論をしなければ、若者参画の発展はない。

スウェーデンの若者政策の目標は、「若者の社会への影響力を高めること」です。これは若者を資源としてみなしたことを前提として、社会参加の最終的な段階である実質的な影響へつなげることを目標としていることです。

新城市、今度は目指すべきはここです。

ぼくがもう一つ気になったのは、なぜ「青少年政策」でなく、「若者」政策というバズワードを使ったのかという点です。伝統的には今日の日本の若者政策は「青少年政策」という言葉で語られることが多く、健全青少年政策と位置づけられることが多いように思います。その中でなぜあえて「若者政策」という語を選んだのかということです。(そしてそれは素晴らしいことです!)

あとイギリスのユースパーラメントは、ぼくも数年前に視察にいったことがあるので、ぜひこちらの報告書も参考にしてもらえたらと思います。ちなみにスウェーデンも若者議会はあります。しかしイギリスほど「かっちり」していません。影響力はでかいですが。

今後も発展を祈ります!

なお、後輩の土肥潤也は静岡を中心に日本のあちこちで若者参加のまちづくり活動をしている活気のある若者です。彼のブログも活気があるので興味ある人はぜひ!

わかものうぃーくす |静岡・焼津でまちづくりをする若者のブログ

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