By: André-Pierre du Plessis – CC BY 2.0
先日、WSBIさんのサロンにゲスト出演させていただきました。
WSBIサロンの毎週コンテンツであるライブ動画配信、今週のゲストはTatsumaru Timesのたっぺーさん(@tppay )でした!アフィリエイトの話から視察コーディネートや通訳、ブログ運営の姿勢まで超リアルな話が聞けて楽しかったー!ライブ動画配信楽しすぎる😁‼️ pic.twitter.com/CpB6trncyj
— wasabi (@wasabi_nomadik) 2017年7月16日
その時に「海外の取引先とはどのように支払いを受け取っていますか?」という質問がありました。
ということで海外の会社で雇用されたことがあり、現在は海外の会社とフリーランス契約をいくつか持っている僕がどのようにして支払いを受け取っているのか紹介します。
銀行口座へ海外から入金は手数料が高い
ぼくはスウェーデンのIT企業で雇用され、日本に帰国してからはフリーランス契約をして東京から仕事をしていました。それまでは給与の支払いは、スウェーデンの銀行口座への振込だったのですが東京に移住してからは、振込先を日本の銀行口座に変更しました。
日本の銀行はぼくは学生のときから使っている地方銀行です。
地方銀行への入金で基本的に問題はないのですが、デメリットとしては
・海外からの入金の際に、手数料で毎回1500円とられる
・電話による振込の有無の確認が出来次第、振込の手続きがされる
ことです。
電話がかかってくると、まず海外(国)からの取引があったかどうかの確認があり、その後、外貨での金額とその日のレートで変換後の金額、さらに入金目的について聞かれるので、それぞれ回答します。ぼくは入金目的は、「報酬の受け取り」いつも答えていました。
ちょっと面倒で手数料が高いんです。
しかもこの振込確認は、電話でしかできないのです。なので海外にいる場合は、海外から振込があったらわざわざこちらから銀行に電話しないといけないのです…電話番号がしょっちゅう変わりますからね。
確認方法が電話だけとか昭和ですよね…
電子決済サービスの利用
スウェーデンのIT企業以外の海外の取引は、別の電子決済サービスを利用しています。
PayPalとPayoneer です。
これらの電子決済サービスは昭和臭を全く感じさせない超優秀なサービスです。
PayPal
PayPalではアカウントを作成して銀行口座を紐つければ後は、メールアドレスだけで振込、支払いの受け取りができます。アプリからでもウェブブラウザからでも利用できますし、外貨であっても手数料がかかることなく取引をすることができます。
PayPalから銀行口座への引き落としをする際に手数料がかかりますが、50000円以上だと無料です。
PayPalの引き出し手数料
5万円以下は、250円で払い戻し手数料300円がかかるようです。
(USDでの引き出しなら無料だと!?)
PayPalは支払いの受け取りだけでなく支払いももちろん可能で、多くのウェブサイトの決済がPayPalでの支払いに対応しています。例えば、Airbnb、シベリア鉄道の座席、ヨーロッパの高速バスでも支払いができました。またPayPalのアカウントを持っている人同士ならメールアドレスを入力するだけで速攻で支払いが完了します。
ぼくの取引先の報酬の支払いもPayPalに毎月振り込まれているので、引き落としをすることなくそのまま支払いに資金を回すこともできてしまいます。
この革命的なウェブ決済サービスは、今現在、積ん読している本のひとつの著者のピーター・ティールが開発したものです。
この本自体、ビジネスやる人にめちゃめちゃおすすめです。
Payoneer
Payoneerのトップページ。ちょっとダサい
最近利用をはじめたもうひとつの決済サービスがこちらです。
Payoneer (ペイオニーア)は、ぼくの海外の取引先が振込先に指定してきたので半強制的に利用を開始しました。
まだ利用し始めたばかりで先日最初の振込があったばかりあまりメリットを理解していなかったのですが、調べてみるとPayPal以上に優秀であることがわかりました。
PayPalとPayoneerを比較してみると以下のようになります。
基本的にはどちらも口座開設費用も維持費もかからりませんが、決済手数料と為替手数料で若干の違いがあるようです。こちらのページではさらに詳細に両者を比較しています。PayPalまたはPayoneerで受け取って引き出しをしたときの最終的にかかる手数料は、PayPalの場合は3.9%であるのに対してPayoneerでは2%しかかからないと結論づけています。
そんなメリットがあったとは…
Payoneerはホームページをみてもらえばわかりますが、まだまだ日本市場にローカライズし始めたばかりのようでトップページがちょっとダサいんですよね。仕様もあまりよくありません。これからもっと利用者が増えてサービスがさらによくなればPayPalを超える決済サービスになることは間違いないでしょう。
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海外の企業や顧客と取引をする予定のフリーランス、個人事業主の方々は以上3つの方法での支払いの受け取りを参考にしてみてください。個人的には、後者2つを使いこなすことをおすすめします。