海外旅行術 
前回の記事、なかなか反響ありましたよ！というわけで今回もよろしくお願いします。
ありがとうございます、編集長！それではさっそく現地レポートをお届けします。
Happy Valley競馬場のナイター競馬
イギリスの植民地統治が始まって間もなく、香港にも競馬場が作られ紳士淑女の娯楽と社交の場として親しまれてきました。現在香港には沙田(Sha Tin)と跑馬地(Happy Valley)の２つの競馬場があり、Sha Tinは日曜日の昼間、Happy Valleyは水曜日の夜に毎週競馬が行われています。Happy Valleyは香港島随一の繁華街である銅鑼湾(Causeway Bay)のすぐ隣にあるためアクセス抜群で、東京の地理に例えて言うなら、代々木公園がそのまま競馬場になったようなイメージです。
代々木公園に競馬場あったらとりあえず競馬いくでしょ？
原宿の若きファッショニスタが、競馬ギャンブルにどハマりしてる未来しかみえない…
観客席の上階は食事も楽しめるVIPルーム
Happy Valleyの競馬場は高層ビルや高層マンションに囲まれていているため、大都会にぽっかりと競馬場が収まっているようなかたちで、とても不思議な光景です。競馬場ではビールやファストフード、スナックが売っており、馬券を買わなくてもビアガーデン気分で楽しむことも可能です。
競馬新聞を片手にモニタとにらめっこしているコテコテのおじさんもいれば、仕事帰りのサラリーマンや若い女性のグループ、外国人観光客も多くいるので、ギャンブルというよりむしろスポーツ観戦に近いイメージです。ギャンブラー達の熱気とゴールに近づく馬蹄(ばてい)の音を酒の肴にビールが進みます。
古代ローマのコロッセオってたぶん、こんな感じだったと思いますよ
君は卓上の武豊になれるか？
お店の外観。いかにも香港らしいネオン
Happy Valleyは高級住宅地ということもあってか、競馬場の周りにはおしゃれなお店や落ち着いた雰囲気のお店が多いです。競馬場で上がったテンションを鎮静化するためにも訪れたいのは、競馬場のすぐ近くにある「竹園海鮮飯店」です。
ここは会食等にも使える落ち着いた雰囲気のお店で、店先の生簀（いけす）から揚げた魚介類をそのまま料理してくれるためとても新鮮です。店内は複数人で食事をすることを前提とした大きな円卓が並んでおり、内装や什器(じゅうき)もしっかりとしています。
出汁がしっかりと効いた本日の海鮮スープ
サービスもしっかりしているため、気持ちよく食事を楽しめるお店です。やはり新鮮な魚介を使った料理はどれも美味しいですし、土鍋で炊き上げる鶏肉料理などは香港ならではの料理ではないでしょうか。
出汁のきいた海鮮スープが、競馬場の喧騒を忘れさせます。うまし。
土鍋で炊き上げた鶏肉。お店の看板メニューの一つなのだとか。
パッパラパーな炒飯。
紳士淑女のみなさん、Happy Wednesday はHappy Valley でナイター競馬をどうぞ！
毎週水曜日に開催されるHappy Valleyのナイター競馬は7:15～10:55まで30分ごとに8レースあります。6時くらいには会場に入れるので、第1レースの始まる前に場所を抑えてしまうのがコツです。
だんだんと混みだして9時ごろにピークを迎えますので、そのタイミングで競馬場を後にして、竹園海鮮飯店へ夕食に向かいます。勝っても負けても終わりよければすべてよし。紳士淑女のみなさんは美味しいものを食べて、気持ちよく帰りましょう。
紹介した場所
香港競馬会(The Hong Kong Jockey Club)
竹園海鮮飯店(Chuk Yuen Seafood Restaurant)
Chuk Yuen Seafood Restaurant (Happy Valley) Guangdong|Seafood|Stir-Fry|37 reviews Happy Valley おすすめ グルメ 香港 香港競馬会
