私も客員研究員をしている静岡県立大学国際関係学研究科グローバル・スタディーズ研究センター(CEGLOS)では、Study CIRcleという事業を今年度から企画しています。
これまでは、Congress of IR (International Relations)=「国関会議」という事業を研究センターではおこなっていました。
大学では国際関係学部のことは通称「国関(こっかん)」と呼ばれていました。
今年度から私が事業を担当することになったので、参加型学習の場としてスウェーデンの生涯学習のチャンネルである「スタディーサークル」に習って、実践してみることにしました。これまでのCongress of IRの頭文字を残して「Study CIRcle」と名付けてみました。
国際関係学部教授の津富先生と、卒業生の斉藤くん(ひらく研究所)と一緒に、学生を募って始動。今年のテーマは「グローバリゼーションと民主主義」で、キックオフミーティングで問題意識を共有してきました。
レクチャーシリーズ、はじまりました。
そのうえで、メンバーとお呼びしたいゲストを決めてオンライン勉強会を企画しましたのでお知らせします。なお参加者の募集にあたっては県立大学生を優先しますこと、ご了承ください。
以下、レクチャーと講演会のお知らせです。申し込みはリンク先よりそれぞれの会ごとにおねがします。なお既に1月に実施した第1回のレクチャーシリーズでは、立教大学の藤井先生に登壇いただき「働く×経済〜お金にとらわれずに望んだ働き方で生きていくことはできるのか〜」をテーマに開催しました。
【申込締切:2月8日(月曜日)】
※定員は20名で本学学生を優先し、定員が埋まり次第締め切ります。<講師プロフィール> 古田雄一 氏
1987年生。東京大学大学院教育学研究科修士課程、筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科修了。博士(教育学)。大阪国際大学短期大学部専任講師を経て、現在、大阪国際大学短期大学部准教授。日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)共同代表。専門は教育学。シティズンシップ教育、日米の現代教育改革などに関心をもち、日本とアメリカを主なフィールドとして研究に取り組んでいる。現在は、〈市民性を育む学校づくり〉や〈生徒参加による学校づくり〉を中心的なテーマとして研究を進めている。主な著書に『民主主義を創り出す―パブリック・アチーブメントの教育』(共訳)(東海大学出版部、2020年)がある。(担当:グローバル・スタディーズ研究センター 客員研究員 両角達平 E-mail:tatsuhei.morozumi@gmail.com
【申込締切:2月10日(水曜日)】
※定員は20名で本学学生を優先し、定員が埋まり次第締め切ります。<講師プロフィール> 岸本聡子 氏
アムステルダムの政策研究NGO「トランスナショナル研究所」に所属し、水道再公営化運動の支援や、新自由主義に対抗する公共政策の調査などを行っている。主な著書に『水道、再び公営化!欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(集英社新書、2020年)がある。
【申込締切:2月11日(木曜日)】
※定員は300名で本学学生を優先し、定員が埋まり次第締め切ります。
<講師プロフィール>
鈴木大裕氏(教育研究者・高知県土佐町議会議員)
1973 年神奈川県生まれ。米国ニューハンプシャー州の高校を経て、ニューヨーク州のリベラルアーツカレッジであるコールゲート大学教育学部卒業。米国スタンフォード大学教育大学院教育哲学科修士課程修了。2002年から2008年まで千葉市の公立中学校教員。2008 年より米国コロンビア大学教育大学院博士課程在籍(米国フルブライト奨学生)。2011年より同大学の教育哲学者マキシン・グリーンの助手として教育哲学とアートを繋ぐ大学院授業を担当。その傍らで東日本大震災復興支援団体や教育アクティビストネットワークを立ち上げる。帰国後教育研究を継続しつつ、2019 年の高知県土佐町議会議員選挙に立候補しトップ当選を果たす。教育を通した町おこしに取り組んでいる。『崩壊するアメリカの公教育―日本への警告』(岩波書店、2016年)などの著作がある。