このたび、ポッドキャスト番組『砂漠の耕し日記~北海道で包括的性教育に取り組む宮坂の雑談日記~』にゲストとして出演させていただきました。
🎧 番組はこちらからお聴きいただけます:
Spotify:#13 ユースワークとデモクラシー(ゲスト両角達平)
■ きっかけは、民主主義が伝わらない違和感
この対談の出発点は、私がスウェーデンの若者政策について研究しているなかで、「民主主義(デモクラシー)」という言葉が頻繁に登場する一方、日本ではそれがどうも“うまく翻訳されていない””文脈化されていない”という違和感でした。
民主主義というと、どうしても制度や選挙のことばかり語られがちですが、スウェーデンでの経験を通じて私が感じてきたのは、「日常の関係性のなかに民主主義が宿っている」ということ。つまり、ユースワークのような場にこそ、デモクラシーの実践があるのではないかという問いです。
■ 対談で語ったこと(トピック抜粋)
宮坂さんとの対話では、以下のようなテーマを率直に語り合いました:
- 自己決定と自己責任の違い
- 「自由」が怖いという感覚と、余暇の時間の貧しさ
- 北欧の若者が「休学」をすすめる文化
- SNSやお酒との付き合いと、余暇保障の重要性
- 日本の消費社会と若者の「可処分時間」の奪われ方
- 学ぶためにお金を払うことの違和感
- 学生主体の大学はどこへ行ったのか?
- 「人間が先、資本主義が後!」という価値転換の必要性
- ユースワークが“なんでも屋さん”になってしまっている現状
- 若者議会に「生徒会長」が来てしまう問題
- 社会適応的ユースワーク vs 批判的ユースワーク
- 民主主義や連帯という価値の“忘れられやすさ”
などなど……!
■ 改めて、ユースワークとデモクラシーを考える
今回の対談を通じて、改めて感じたのは、「デモクラシーは教えられるものではなく、経験されるものだ」ということ。それはまさに、ユースワークの実践が目指してきたことでもあります。
若者が「自分の時間をどう使うか」を選び取る経験こそが、主体性や民主主義の土台になっていく。だからこそ、ユースワークは単なる“支援”ではなく、社会と若者を結ぶ実践であり続けるべきだと思います。
■ おわりに
宮坂さん、素敵な場をありがとうございました。
現場で奮闘する彼女との対話は、自分にとっても改めて立ち返るきっかけとなりました。ポッドキャストは約1時間の対談ですが、ゆるやかなテンポで進みますので、ぜひ余暇時間にお付き合いください。
以下から視聴可能です。
ユースワークとフェミニズム編も公開!
後編のユースワークとフェミニズムも公開されております。あわせてお聞きください。



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