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北欧の教育

ふくし

人は自分の人生の主体であり誰かの善意やケアの対象ではない|北欧研修2025、無事おえました!

北欧研修とは今年も日本福祉大学の北欧研修を3月に開催しました。この企画は、「研修」と題していますが、実質は「両角が北欧に研究しにいくから来たい人ついてくればいいじゃん」という企画です。参加者は、ゼミ生を最優先し後は学内、学外とウェルカムにし...
ユースセンター

スウェーデンとフィンランドに学ぶ、「若者の居場所と参画」のつくりかた|北欧ユースセンター訪問を振り返って

はじめに:ユースセンタープロジェクトとは?2023年7月23日から7月30日にかけて、スウェーデンとフィンランドを訪問し、ユースセンターのスタディーツアーを実施しました。このツアーは、公益財団法人ベネッセこども基金のユースセンタープロジェク...
ユースセンター

まだこども・若者“意見聴取”止まり?若者の参画を社会の力に変えるには|月刊 自治研 に寄稿

こども・若者の声をどう「聴く」かではなく、どう「力に変える」か。その問いを、社会の側が引き受ける時代に来ているのではないでしょうか。ぜひご一読いただき、現場での実践や制度設計のヒントにしていただければ幸いです。
メディア掲載

若者の声を聴く社会のためのユースワークの可能性 | 中部経済新聞に記事を掲載

先日、6月19日付の中部経済新聞「オープンカレッジ」に寄稿した記事が掲載されました。タイトルは「若者の声を聴く社会へ─参画を支えるユースワークの可能性」。日本では「若者の社会参加」という言葉がよく使われますが、私は意図的に「参画」という表現...
デジタルユースワーク

欧州6カ国で見えたユースワークの現在地|国際調査レポート完成!

両角2025年3月まで所属していた国立青少年教育振興機構青少年教育研究センターのヨーロッパにおけるユースワークの国際比較研究の報告書が公開されました。私と、客員研究員の青山鉄兵(文教大学)さんとのこれまでの4年間の研究の集大成です。「青少年...
スウェーデン

「日本に来て投票率の低さに驚いた(スウェーデンの若者)」|徳島大学で講演&NHK徳島にて報道

2023年1月に徳島大学でスウェーデンの若者の社会参画について講演をしました。その時の記事や映像があがっていたのでシェアしておきます。
ユースカウンシル

これまでヨーロッパで訪問した115の団体と施設

これまでぼくがヨーロッパ(主にスウェーデン)で訪問した団体、参加したイベントをまとめました。これまでの訪問団体の数、訪問の回数はこの通りです。※2020年4月更新ヨーロッパの訪問団体の数:115ヨーロッパの団体訪問の回数:152スウェーデン...
北欧の教育

ブリット=マリーの働いたスウェーデンのユースセンターとは?|『北欧の教育最前線』好評発売中

2021年の2月に北欧の教育についての書籍が刊行されました。僕も所属する「北欧教育研究会」のメンバーを中心に編纂された北欧の教育の今がわかる一冊となっています。スウェーデンだけでなく、ノルウェー、フィンランド、デンマークの教育についても扱っ...
北欧の教育

7/26 (月)18:00~ クラブハウス「北欧ルーム」にて登壇します!|#若者からはじまる民主主義

出版後、最初のオンライン登壇のお知らせです。スウェーデン現地在住者の方々がホストする、こちらのクラブハウスです。クラブハウスとは、音声配信に特化したソーシャルネットワークサービスで、Twitterの音声版とも言われています。いうなれば、素人...
北欧の教育

スウェーデンのスタディーサークルにみるシティズンシップ教育|JCEF連載「ヨーロッパの動きから考える」Vol.3

こちらの投稿は、日本シティズンシップ教育フォーラム(JCEF)の機関誌への寄稿記事になります。転載の許可をいただいたので、ブログにて本文を掲載します。紙媒体での購読はJ-CEF NEWS no.14からどうぞ。これまでの連載では、ヨーロッパ...
いじめ対策

スウェーデンのNGOに学ぶいじめが発生する原因とその解決策|月刊児童心理に寄稿しました

いじめ対策海外でのいじめ問題対応|スウェーデンいじめは日本だけでなく、しばし「国民の幸福度の高い国」として名高い、ここ北欧のスウェーデンでも起きている。スウェーデンでは毎年6万人もの子どもがいじめの被害を受けている(1)。この統計はいじめ問...
スウェーデン

私が「海外の教育に出会う旅」を企画しているワケ|スウェーデンの民主主義と教育を学ぶスタディーツアー開催の案内

ユースワークと若者政策 またまた寄稿記事です!書き手は、来年の3月に僕がコーディネートをすることになったスウェーデンへのスタディーツアーを企画した、教育コーディネーターであるDemo 代表の武田緑さんからの寄稿になります。自己紹介初めまして...
北欧の教育

グレタさんを生んだスウェーデンの若者参画社会|子ども白書2020に寄稿

両角「子ども白書 2020」に寄稿をしたのでお知らせします!子ども白書は、1952年に結成された「日本子どもを守る会」が発刊している年間誌です。版元はかもがわ出版で、学者や研究者、実践者、専門家などがそのときのテーマにあわせて様々な子どもに...
北欧の教育

スウェーデンの大学進学率はいったいどのくらいなのか?

最近よくスウェーデンの大学進学率について聞かれることが多かったので、今一度復習をします。大学進学率とは?大学進学率とは、大学や専門学校などを含むいわゆる高等教育へ進学した人の割合を示す数字です。様々な統計がありますが、やっかいなのがそれぞれ...
主権者教育

日本の政治家が差別的な視察をしてしまう理由|北欧視察の視点からの問題提起

東京の新宿・渋谷に、#TsubomiCafeという10代の女性向けのシェルターやシェアハウス、無料の夜カフェがあります。一般社団法人Colaboさんが運営しており、代表の仁藤夢乃さんが自身の経験からこのような活動を実施されています。そこで先...
主権者教育

スウェーデンの総選挙が若い理由:「僕も候補者です。19歳です。25歳未満のメンバーで全体の25%を構成しています。」(動画)

スウェーデンの若者の選挙の投票率が高い理由について、このブログは何度か取り上げてきました。学校で模擬選挙を実施したり、自治体が市民のためにアクセス向上に努めたり、政党の青年部がめちゃめちゃ活発だったりとか、理由を探ってきました。その総集編と...
主権者教育

スウェーデンの学校教育が考える「シティズンシップ」とは?|JCEF連載「ヨーロッパの動きから考える」Vol.6

2019年 スウェーデンで訪問した小学校の授業風景2019年3月、スウェーデンへの教育視察に通訳として同行した際に、ある小学校で見聞きしたことが忘れられない。この小学校において実践されている民主主義教育には2つあるという。一つは学級会(kl...
主権者教育

スウェーデンの政党青年部に学ぶ「若い政治」の作り方|JCEF連載「ヨーロッパの動きから考える」Vol.4

18歳選挙権が実現されてからの初めての参議院選挙が2017年の10月に実施された。野党再編に困惑しながらも、教育現場では様々な方法でシティズンシップ教育を実施している様子が各方面でみられた。だが盛り上がりに反して今回の選挙投票率は、53.6...
主権者教育

若者が社会への影響力を高める実践 スウェーデンの高校の生徒組合の取り組み|JCEF連載「ヨーロッパの動きから考える」Vol.2

OECD(経済協力機構)が 3年に一度実施しているPISA (国際学習到達度調査)によると、15歳の日本の生徒の学力はそれほど悪くはない。2012年の調査結果によると、日本は、数学的リテラシーが7位、読解力が4位、そして科学的リテラシーで4...
北欧の教育

なぜスウェーデンでは差別禁止の意識が強いのか?

静岡県立大学の国際行動論Bという授業の一コマをいただいて講義をさせていただきました。ズバリテーマは、「Mr モロズミのヨーロッパ侵略のススメ」ちょっとトゲのあるタイトルですが、元ネタを知っている人ならわかるはず。そう、アメリカの社会派ドキュ...
主権者教育

【東京新聞に掲載】スウェーデンでは学校で政治的活動ができるって本当? はいこの通り本当です。

2016年夏の参院選の際に、東京新聞からの取材を受けていた記事をシェアするのを忘れていました。>18歳選挙権「先進国」スウェーデンは 政治意識 学校で地域で:参院選2016 全国:東京新聞(TOKYO Web)  国政選挙での若者の投票率が...
主権者教育

「投票率が低いのは政治へ信頼がないから」|スウェーデン大使館員が語るスウェーデンの民主主義が力強い理由

大使館員のスヴェン氏からは、「スウェーデンの選挙」についての報告をしていただきました。許可を得たのでブログ上にて講演内容を共有します。当日使用した、スライドと一緒にどうぞ。87%の投票率を誇るスウェーデンの選挙9月9日、スウェーデンの人々は...
北欧の教育

誰しもが「熱い先生」ではないから教員の労働環境を整える必要がある。

ユースワークと若者政策 By: naosuke ii - CC BY 2.0「教室で何をどう教えるかということに教育学者は関心を持つけれど、その外側の大きな問題を解決しないと、教員がこれ以上持たなくなっているということ」社会福祉やNPOの現...
北欧の教育

教育政策の目的は「学校間競争を促す」でいいのか?

教育政策の目的は「学校間競争を促す」でいいのか? | 昨日のとあるイベントに参加して考えたことです。週末に永田町のこのイベントに参加してきました。「若者の若者による若者のための参院選マニフェスト評価会!〜おおさか維新の会編〜」 イベントの主...
いじめ対策

スウェーデンはどのようにして体罰を廃止したのか

日本では体罰問題が注目を浴びています。スウェーデンではどうなのでしょうか?「もしスウェーデンの公共の場で親が子どもに対して少しでも怒鳴っていたり、腕を強くつかんでいたりしたら通報されるよ!」とスウェーデンで子どもを育ている友人が話していまし...