誰でもできる!差別されている人を目撃したときの救出方法

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とてもいい動画をみつけました。

Buzfeed WorldがFacebookで投稿していた「イスラム恐怖症の人を目撃したらすべきこと」

という動画です。

英語なので、解説します。

イスラム恐怖症のことを英語では”Islamophobia”(イスラムホビア)といいます。

残念ながら、イギリスのEU離脱後、最近ではアメリカ大統領選後から特定の宗教や人種を差別する現象が欧米であちこちみられるようです。

その中で作られたのがこの動画で、差別的な振る舞いを受けている人を目撃したらどのようにして助ければいいのか、を1分間の短い動画で紹介しています。中東系フランス人女性のMaerilが書いた漫画がもとになっています。

いじめ, セクハラ, 差別, 何をしたら?イスラム恐怖症, イスラムホビア

MAERIL |ART BLOG

大きく分けて3つのステップがあります

差別を受けている人に話しかける

それだけでいいのです。

そして大事なのは、差別をしている人を無視して、話し続けるのです。

これは、心理学でいうNoncomplimentary behaviorという、相手と対照的な行動を振舞うことによって状況を緩和することができるという概念に基づいているようです。誰かが、あなたに攻撃的な振る舞いをして来たら、こちらも攻撃的になるのではなく、穏やかに接するということです。

動画では、別の女性が間に割って入ってきました。

How are you? と。

話したいことを話し続ける

そのまま会話を続けます。天気でも、昨日見た番組でもドラマでもなんでもいいです。

そうすることで、差別をされていた人に「安全な空間」を確保します。

このまま会話を続けると、差別をしている人が今度は無視され、その場で仲間外れにされ、しまいにはその場を離れたくなります。

「あのドラマの最後の結末どう思った?」

「あれで終わりはないよねー」

「(・・・・・・・・・)」←いじめる人

別の場所へ移動する

ここまでくると、差別をしている人はたいていは消えていきますが、それでもいなくならない場合はこちらからその場を離れます。

動画では、

「ねえどっかいって、コーヒーでも飲まない?」

と言って、一緒に場所を移動しています。

簡単ですね。

***

日本でも、ヘイトスピーチや公共の場での差別的な言動が問題になっています。

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もしそのような状況を目撃したら、ぜひこれをやってみてください。

何も、果敢に立ち向かう必要はなく、静かにそっとこうやって話しかけて、どこかにいけばいいだけです。

この方法は、いじめやセクハラ、痴漢などの状況にも応用できるでしょう。

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動画の最後では、元となった漫画を描いたMaerilが、漫画が拡散されたことについてこのように言ったことを紹介しています。

「イスラム恐怖症への対処法がこうやって拡散されたのは嬉しいけど、自分がイスラム教信者ではないのは悲しい」

彼女の元のイラストは、以下のTumblrの投稿でみることができます。

ありがとうMaeril!

http://maeril.tumblr.com/post/149669302551/hi-everyone-this-is-an-illustrated-guide-i-made