読まれる海外ブログになるための9つの心構え

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先日、このブログの月間のページビュー(PV)数が30万を超えました。

Tatsumaru Timesの月間読者数、アクセス数を本邦初公開
2016年10月の、ブログのアクセス数が30万回を超えました。 厳密にいうと、ページビュー(PV)数で、セッションとは...

ブログをやっている人にとっては、10万や30万ページビューはひとつの到達点だと思います。

ブログアクセス数, 30万, 20万, 10万, PV, アップ

とはいうものの、4年もブログをやっているので、「遅咲き」であることは間違いありません。なので、そんなに参考にならないかもしれません。

しかし、海外ブログというジャンルは、弱小なブログカテゴリーであることは間違いありません。なぜって、海外情報について書いているのに、日本語で書いているのでアクセスしてくるのは、日本に住んでいる日本人だからです。

以下の当ブログの統計でも読者のアクセスが、日本だけに偏っていることからもよくわかります。

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そういうわけで、今回は、この弱小カテゴリー「海外ブログ」をどうやって、ここまで大きくして来たか、これまでこうやって来たのかなと、振り返りも含めてまとめてみます。

あなたの1回の経験が役に立つ

全ての記事はこれに尽きます。

僕自身がスウェーデンに留学する前に、情報が全然取れなかったことに苦労しました。なので、北欧留学系の記事では、大学生で北欧留学を交換留学ではなくて「私費留学」しようとしている人にむけて、随分前にこんな記事を書きました。

スウェーデンへ自費で留学する方法
2011年秋学期まではスウェーデンの学生だけでなく全ての留学生の学費が完全に無料でしたが、政府が方針を変え2012年春学期から一部の学生は有料となってしまいました。

正直こんな記事は、地方の大学に行っているスウェーデンと交換留学の協定を結んでいない大学1~3年生くらいにしか読まれません。しかし、それでいいんです。

あなたが経験した、たった一回の経験でも他のたった一人に役に立てば、それは記事として価値があります。もちろんアクセス数はそれだけでは稼げないでしょうが、役に立っているということは間違いありません。

昔の困っていた自分に向けて、未来の自分からのtipsだと思って書いてあげるといいでしょう。出し惜しみをする必要はありません。

最近では、誰でも投稿できるフォーラムを開設したのですがとても評判が良く、情報がとれない北欧での留学や就職に関して、ニッチな情報が飛び交っています。

Ask.fmではなく、フォーラムにしたのは、誰でもトピックをたてて誰でも回答に参加できるからです。こうすることで僕が知らないことに詳しい他の人が、質問に答えることができ、精度の高いやりとりができるからです。

ブログ記事は基本は「やってみたことをまとめる」だけ

なんです。ぼくのブログで書いていることは。

この原則だけでいいのは、海外ブログの強みでもあります。

例えば、イベントに参加するとこんな記事が書けます。

腐敗・汚職の防止を掲げる国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」とは?
Transparency International、訳してTI(ティーアイ)は、ドイツの首都ベルリンに本部をおく世界の110カ国に拠点をもつ国際NGOです。「汚職・腐敗の防止を促す社会システムを構築、腐敗との闘いをリードする市民社会組織として腐敗のない世界の実現」をミッションとしています。

考えてみれば、「北欧の大学院に申請する」ということも一つの「イベント」だと捉えれば、こんな記事も書けます。

ヨーロッパ、スウェーデンの大学院進学のために僕がしたことすべて。
最近では海外大学院進学への相談を受けます。僕が進路を選択する際にしたことをせっかくなのでまとめました。

他にも英語の勉強だって、海外生活で役に立ったアプリだって、読んだ本だって、その「経験したことの報告+感想」だけでブログ記事になります。上杉周作さんがいうように他のブログを読んだ感想・意見だっていいのです。

上杉周作さんの「ブログ初心者へのアドバイス」のおかげでブログの更新が楽になったよ!
上杉周作さんをご存知ですか? シリコンバレーの教育ベンチャーで働いている日本人の方で、NHKの「ニッポンノのジレンマ」などにも出演され...

ブログを書いている人は、家にこもっているイメージがありますがそうではありません。実はあちこちに足を運んで、実際に試してみて、いろいろ経験しているので実はものすごく「アクティブ」なのです。

自分は、「おもしろい文章を書けない」と思っている人ほど、「ユニークな体験」をすれば、あとはそれを文字に起こすだけでいいので、余計な文章力はいりません。

とくに「海外ブログ」は、「日本ブログ」が報告できないような、おもしろい経験を報告できること間違いありません。逆に「日本ブログ」は似たようなことしか書いていなくて、新鮮さに書けるときがあります。

日本の文脈を忘れない

ぼくが意識していることのひとつに「出羽の守(でわのかみ)にならないように努める」ことがあります。

「出羽の守」とは

本来は、出羽国(でわのくに)を治める古代~近世の役職。現代では、「欧米では」「共産圏では」と、すぐに他国などを引き合いに出して日本などの対象物を引き下ろそうとする安易な言説を振り回す人物に対して、揶揄的にこう呼ぶことがある。 |はてなキーワード

というのも、ぼくはもともと地方で若者支援の取り組みをしており、その延長で北欧の若者参加や若者政策を学び、日本の実践や政策に活かしていこうか思っているからです。「出羽の守」にならない方法はまた別で記事を書こうと思います。

基本は日本の文脈を忘れないということです。それは、日本の歴史や文化や制度などを考慮に入れながら、「〜の国では」と議論を展開するこということです。そして比較対象の国を絶対視しないことです。

そして実証的なデータや、普遍的なアイディを軸にして比較をするとより説得力をもたせることができます。

ブログのデザインは、パジャマでいい

こちらも上杉周作さんのブログからいただいたアイディアです。

ダサいといか「パジャマ」のようなデフォルトのブログテーマを使うことで、ブログのデザインよりも「内容」に集中できるようになることを理由としてあげています。また、デザインが良すぎると内容もそれに合わせて「かっこうつける」ことになってしまうということです。見た目から入ることも大事ですが、それによって自分の率直な意見を着飾った文で書いてしまうことになるのはよくないです。

上杉周作さんの「ブログ初心者へのアドバイス」のおかげでブログの更新が楽になったよ!

そういうことなんです。

ぼくもSimplicityというWordPressのテーマを使っていますが、いろいろ試した結果これに落ち着きました。もう2年くらいこれで落ち着いています。

ダサくもなく、カッコつけすぎてもなく、自分のイメージにあうので本当に助かっています。

「着ているもの」で気分が変わるように、ブログの内容もブログデザインに左右されることがあります。それも意識しながら、テーマを選べると内容もより「自分らしく」書けます。

記事タイトルを変える

これです!海外ブログの最大の課題。

現地情報のまとめに限るのならいいのですが、そればっかりだと、そのような情報が全く必要ないブログ訪問者の9割の「日本在住の日本人」は、すぐにあなたのブログを離脱します。

例えば、リトアニアの首都在住のあなたが、「ヴィリニュスでおすすめのカフェを3つ紹介!」というタイトルで記事を書いたとします。すると日本在住の日本人の読者は

「ヴィリニュスのカフェ?どこの国だよ!」

となるわけです。

悲しいことにそうなんです。

これは、静岡のわかったブログ運営者のかんきちさんの「ツイッター時代に注目される、ブログ記事タイトル9つのルール 」の3つめ「専門用語や、ニッチなブランド名は利用しない」に通づるものがあります。海外の地名や場所・新しいものは、「専門用語」ではありませんが日本の読者にとってはそれは「聞いたことがない言葉」なのです。

なのでできるだけ、ブログタイトルでは「日本の読者が知らない言葉」を避けることも時には大事だということです。

(もちろん現地情報のブログ記事が役に立つ人もいます。うまくバランスをとることが大事です。)

読者は、そんなに気にしてない

そう、思っています。

たまにブログを書いている人で、「8割まで書いたけど思うことがあって、公開をやめた」というツイートをみかけます。

もったいないなと思います。

三四郎池, 紅葉, 東京大学

三四郎池にて

あなたが、相当な影響力のある芸能人や評論家なら違うかもしれません。しかし、たいていの場合大丈夫です。むしろ、たまに思うことがあって連続ツイートや、Facebookの長めの投稿をする時があると思いますが、それをブログ記事にするくらいがちょうどいいのではと思っています。

実際に以下の記事も、Facebookに投稿する前にブログに書きなおしました。

「ポスト真実の政治」が本丸になったアメリカが今から恐怖
歴史的な日に習った言葉の一つが「教育の再政治化」でした。 日本に限らず先進国で90年代以降に、これまで離れ...

ブログのいいところは、紙媒体と違って「後で編集(リライト)ができる」ところにあります。語調がバラバラだったり、リンクが貼れていなかったり、思うことがあって考えが変わったら変えることができます。なので、生半可な記事でも捨てるくらいなら公開しましょう。意外と大した反応もなく、タイムラインを流れていくだけですから。

ついでに、誤字脱字に関していうとこんな研究もあります。人間が文字を認識するとき、最初と最後の文字さえ合っていれば、順番はめちゃくちゃでもちゃんと読めるという、ケンブリッジ大学の研究です。

みさなん、まだまださむいすでが、おんげきですか。かぜなどひていないいですか。......みなさん、上記の文の、するっと読めましたか(笑)? なぜこんなへんてこな一文をご紹介したかというと.........

つまり多少の誤字脱字があっても、記事は読まれるということです。もちろん日本語だとひらがなと漢字の違いは大きいので、ミスは目立つ傾向にあるかと思いますが、そこまで気にすることはないでしょう。(リライトできますし)

意外と、みなさん気にしていませんのでまずは記事を公開しましょうよ。

ノイズをいれる

ノイズとは「雑音」のことです。

ある程度ブログ記事がたまってくると、書き方に慣れていきます。それは書き方の「フォーマット」を習得したからです。「フォーマット」があるので効率よく書けるようになったのです。しかし一方で、それによってどの記事も画一的になっていきます。似たようなテーマや、主張に凝り固まった記事ばっかになってきてしまいます。

そうしないために意識したいのがノイズ、つまり雑音を入れることです。そうすると、ブログ記事も多様化していきます。

これは意外と簡単で、いつもの帰り道を「寄り道」するだけでいいのです。そうすると、知らないカフェがあったりしますよね。ぼくはこうするために、たまにお酒を飲みながら記事を書くこともあります。そうすると、文章が情緒的になったり・勢いがつくことがあります。

例えば以下のベルリンに住んでいた時に書いた記事は、ドイツビールの勢いを借りてバズフィード調に書いたものです。

若者ならロンドンよりもパリよりも、今すぐベルリンに移住すべき8つの理由
今、ヨーロッパの若者の間で最も厚い支持を集める街、ベルリン。ドイツの首都であり、ヨーロッパ第二の規模を誇る大都市ベルリンの魅力は、「壁」だけじゃない。ハフポストの「若者のための街ランキング10」でもカナダのトロントに次いで2位になったベルリンの何がそんなにいいのか。

おかげでいいね2000越えのヒット記事になりました。

当時の他の記事はクソ真面目だったのですが、こうやって普段しないようなことをしたら、それから表現やテーマに幅が出てきました。

また、「自分のブログに寄稿してもらう」というのも、もう一つのノイズを入れる方法です。寄稿記事なので、もちろん「雑音」ではありませんが自分が書けない記事を書いてもらうことで、読者にもまたブログを運営している自分にも新しい「視点」が提供されることになります。

当ブログでもこれまで寄稿記事をいただきましたが、どれも僕にとっては新鮮で学びになるものばかりです。まだまだ募集していますのでぜひ!

【随時募集】Tatsumaru Timesに寄稿記事を投稿する方法
本ブログにて寄稿記事を募集しています。これまでの寄稿記事の紹介、きっかけ、反響、寄稿記事のメリット、投稿する方法をまとめました。

あちこちに登場する

これ大事です。たぶん

ぼくは、BLOGOS、ハフィントンポスト、ライフハッカーに記事を寄稿しています。こうするとで、もちろん大きな媒体なので、流入があります。もちろん「被リンク」も稼げますし(そんなものがあるとは昔は知りませんでしたが)、なにより自分のブログの認知度が高まります。

寄稿のイメージは、「集まりに顔をだす」という感じです。なので、記事以外のつながりができることもあります。

また、取材をしてもらうチャンスがあったら、勇気を出して受けることも大事です。

シンガポール最大の新聞に載りました。
7月9日の記事ですが、シンガポール最大の新聞、ザ・ストレーツタイムズに載りました。 内容は、日本の若者の政治的関心に関するインタビューです。...

これをブログ記事にすることで、クレジビリティ(信頼度)が高まります。

持続的に続ける

やっぱ大事なのは、なんだかんだこれかなと。

いいタイトルとテーマのブログがあって、記事更新を楽しみにしていたら、ある時からぴったり更新がなくなったってことありませんか?

ぼくはこの「まだ日本で消耗してるの?」というテーマおもしろいなと思って読んでいたのですが、ある時から更新が止まってしまいました。

更新が止まった理由はわかりませんが、それまでほぼ毎日のように更新をしていたようなので、燃え尽きてしまったのでしょうか。(別の媒体に移行したと思いますが)

ブログは「毎日更新すべし!」というアドバイスもありますが、それは「持続可能」ならそれでいいと思います。しかし、無理をしていると燃え尽きてしまうこともあると思います。

ぼくは4年もやっているのでさすがに習慣になってきましたが、「定期更新」宣言をしたくないのは、「やらなきゃ」となってしまうからです。

これからも亀のようにのっそりと、書いていこうかと思います。

***

巷にある「読まれるブログになる方法」のような記事を嫌う方も多いかと思います。

しかし、その方法論も非常に多様で、一概に競争主義的な考えに基づいたものだけではありません。ぼくは読まれるブログになることを学ぶことは、「表現の幅を学ぶ」ことに通じるのだと思います。

ブログには読まれるように書いた記事と、完全に自己満足で書いた記事だってあるわけですから。アクセス数が集まるには、何か理由があって、ときにそれは「ノイズ」の産物のだっただけの時だってあるわけですから。そういう意味でこれからも、自分を表現する媒体としてのブログの可能性を探っていきたいと思います。

そういうわけでみなさんもブログやりましょっ!

プログラミングの知識もないぼくは、こうやって海外ブログを始めました。
よく「プログラミング習ってない」「HTML知らん!」で諦めている方もいますが、そんなもの必要ありません。ぼくも「ど素人」でした。そういうわけで当ブログ「Tatsumaru Times」のレシピを紹介します。そして、海外ブログを始めるのにふさわしいブログサービスやらもちょこっと紹介します。

おまけ:このサイトのアクセス数が倍増した確かなこと

いろいろ、ブログ運営のコツを書いて来ましたがどれも特効薬でありません。これらの小さな試みの延長上にアクセスが数字として現れるにすぎません。

しかしアクセスが倍増した一つ確かなことがあります。

それは、サーバーのプランをアップデートしたということです。

ぼくはロリポップのライトプランを利用していたのですが、今年の春頃からサイトが落ちることがよくありました。Jetpackからサーバーが落ちているという報告が相次いだのです。

それで調べてみると、アクセス数が増えるとサーバーの容量がキャパオーバーになってしまいサイトが一時的にダウンするようです。今年の8月に入ってサイトダウンがいよいよ頻繁になってきたので、ロリポップのサーバープランを「ライト」から「スタンダード」に変えたのが、8月21日でした。

すると、次の日からアクセス数がぐっと伸びました。

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この通りです。

21日は3511PVだったのが、二日後の23日には7298まで伸びました。

それから増加の一途をたどり、ついには10万どころか20万をこしたのでした。

この数字の推移からみてもあきらかにプランの変更は、アクセス数に影響していることがわかります。
ですので、10万アクセス数弱くらいになってきたら、それ以上を目指すならプラン変更を検討してみるといいです。

ちなみに最近もまたサイトがダウンするようになって来たので、プラン変更を考えています。
ロリポップのプランでは、1日の転送量が以下のようになっています。

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ライトプランだったころは、10万アクセス弱に対して60GBで、サイトがダウンしていました。
今はスタンダードなので、100GBまで拡張しましたがこのプランでもサイトが落ちて来たので、そろそろエンタープライズへの移行も考えています。しかし、月額利用料が今の4倍に加えて設定費用というのもかかってしまいます。

うーんどうしたもんか。

ということですね。

こちらも比較検討していこうと思っています。