2021年の2月に北欧の教育についての書籍が刊行されました。
僕も所属する「北欧教育研究会」のメンバーを中心に編纂された北欧の教育の今がわかる一冊となっています。スウェーデンだけでなく、ノルウェー、フィンランド、デンマークの教育についても扱っています。
僕からは、スウェーデンのユースワーク事情について筆を執らせていただいています。第3章「日常の風景」の「ユースセンターのある日常」という節を担当しました。
導入では、2020年に日本でも公開された「ブリット=マリーの幸せのひとりだち」について触れています。
このスウェーデン映画、すごくおもしろそう。絶対観る!
映画「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」https://t.co/gWJmFHCOEe
— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) June 11, 2020
ブリット=マリーがひとりだちをしてから就いた職がユースセンターでの「余暇リーダー」だったのです。なので、この映画を観てから僕の担当した節を読んでいただくと理解が深まると思います。
『ブリット=マリーの幸せのひとりだち』を観た感想
実際に映画館で観てきたときの感想ツイートを貼り付けておきます。
というわけで今日はこれから #ブリットマリーの幸せなひとりだち を観てきます!スウェーデンのユースセンターの様子(おそらく fritidshemだけど)が映ってるということで楽しみ。金曜日、日本で公開したばかりのスウェーデンの大ヒット作。ぜひ!#ブリットマリーの幸せなひとりだちCP https://t.co/E62lXTcJxj
— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) July 19, 2020
鑑賞だん!Fritidsledare(余暇指導員)のことをユースワーカーと和訳されていて(勝手にぼくの研究も参考にしてくれたのかなと思い)胸熱でした😇
舞台も学童的なfritidshemではなく、「余暇センター(Fritidsgård )」でした。映画ではユースセンターを使っていましたがそれでも👍です!— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) July 19, 2020
ぼくが初めてスウェーデンでインターンをさせてもらったユースセンターも、似たような場所でした。もう少し年齢層高めの若者が多かったけども、移民が多く無機質なコンクリアパートが建ち並ぶ典型的な郊外でした。ケバブ屋の中東系のおっちゃんとか、黒人の若きユースワーカーとか本当にあんな感じ💡
— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) July 19, 2020
実際こういう地域に白人の60代のおばちゃんが、管理職ではなく現場の指導的立場で働くことになったら相当苦労します。というか相手にされないのが普通。コミューンの余暇活動部門の職員の権限強すぎとか、思ってしまった。
— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) July 19, 2020
しかし、かかわっている子どもからブリット=マリーにその生き方を問い返されるシーンなどは、ユースワークの本質的なところが立ち現れているなあと思いました😇
— たっぺい(両角達平)🇸🇪若者政策の研究者 (@tppay) July 19, 2020
レンタル料は発生しますが、アマゾンプライムでも観れるようになっているので、本書を片手にぜひご覧ください。