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パリのユネスコ本部、OECDを訪問してきました。

ユースワークと若者政策

パリに1週間ほど滞在してきました。ヨーロッパに住んで3年経ちましたが、なぜかフランスとは縁がなく訪問できずにいました。

今回、パリに行けることになったのは、ストックホルム大学の国際比較教育修士課程のプログラムでパリにあるユネスコ、OECDなどの国際機関を訪問するスタディートリップがあったからでした。

総勢15人ほどのストックホルムからの参加者と1週間を共にしたのは、こちらのホステル

ヨーロピアンチャンピオンシップがフランスで開催されることもあり、ほぼ他のホテルは予約が一杯だったのでこちらの安宿に泊まることになったのでした。

今回のツアーでは、IIEP – ユネスコ、ユネスコ本部、そして国際学力調査PISAを実施しているOECDを訪問しました。

IIEP – ユネスコ

まずはIIEP – ユネスコ。

IIEP – ユネスコとは、International Institute for Educational Planningの略であり、日本語では「国際教育計画研究所」と訳され、ユネスコの一部として1963年に設立された研究所です。IIEPは、その名の通り組織の教育計画の開発を促進します。研修、技術的なアシスタント、政策研究・知識の共有によて、教育主体の計画とマネジメントのキャパシティを高める研究所です。

場所は、パリの16区のRue de la Pompe駅から歩いて五分のです。

IIEPでは、国の文科省にあたる教育機関からの要請を受けたら、それをサポートするようになっています。

ただし、最近では十分なファンドが集まらずJPモルガンなどの民間企業から出資を募るもの、プロジェクト半ばで頓挫してしまったこともあったようです。タイにおけるIIEPのプログラムの実践とその失敗について、国際機関のあまり表にしない苦労話を聞かせてもらいました。

ユネスコ本部

続いて、ユネスコ パリ本部。

ユネスコの本部は、パリの7区に位置しています。

Ségur駅を降りると駅構内に早速ユネスコの文字が。

駅をおりて、ぐるっと本館の入り口に辿り着くと、厳重なセキュリティーチェックが。

荷物チェックを終えて中に入いると、またゲートが。

一般人でもここまでは入れるみたいですが、ここから先はコンタクトパーソンがいないと入れないようです。

案内されたのは、ユネスコの国際会議で使用されるカンファレンスルーム。

向かって右手には、同時通訳者のためのガラス張りの部屋がありました。

プレゼンターは7人で、ユネスコの概要、2030年の教育課題、政策と計画、ICTと教育、高等教育、UNITWINネットワーク、緊急事態における教育、というテーマでプレゼンをしていただきました。

ICTと教育についてプレゼンをしてくれたMark West はなんと3年前にブダペストの若者政策のカンファレンスで会っていました。終了後、声をかけるとむこうも覚えてくれていました。

長いプレゼンを終え、一同はランチへ。エッフェル塔が眺める世界一の食堂でしたね!

食後は中庭を散歩。日本庭園がありました。

OECD本部

そして最後の訪問先はOECDでした。 IIEPの近くに位置しています。

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