Visaカードでもマスターカードでもいいので、スウェーデン・ヨーロッパにいく際には、とにかくクレジットカードを作っておくことをお勧めします。(ここでは主にスウェーデンのクレジットカード事情について書きますが、基本的には他のヨーロッパの国も同じような状況だと思っていいでしょう。)
というのもスウェーデンでは、クレジットカードが文字通りどこでも使えるからです。盛っていません。
クレジットカードを使える場所と使えない場所
クレジットカードが使える場所を列挙すると、
- スーパー
- お土産屋
- ファストフード店
- デパート
- アパレル
- 雑貨店
- レストラン
- バー
- パブ
- クラブ
- カフェ
- 古着屋
- 家電
- セカンドハンドショップ
- コンビニ
- バス・電車の券売機
- 自動販売機
逆にクレジットカードが使えなかった場所を思い出してみると、
- トイレ(スウェーデンの公衆トイレは有料で5 SEK 〜10 SEK( 約72円〜145円)かかる
- 露店、フリマ(最近では電話番号とMobile Bank IDさえあれば送金可能なSwishというアプリで送金のやりとりをする場合も増えてきた)
- 一部のカフェ、パブ (この一年で3件くらい)
くらいです。
本当にこの一年間でクレジットカードが使えなかった場所は思い出せても片手で数えられる程度です。(逆にドイツはクレジットカードよりも、キャッシュが好まれる社会なのでまだまだクレジットカードが使えないところは多いです。)
クレジットカードとデビットカードはどちらをつくるのがいい?
日本人の訪問者は、空港に着いたら円をすぐにスウェーデンクローナに両替して現金してしまいますが、手数料がかかること、安全面を考えると、圧倒的にクレジットカードを使ったほうが良いです。
クレジットカードとは、銀行口座にお金がなくても、次の給料日までに口座にお金を用意しておけば支払いに使えるカードのことです。現金を銀行口座から引き出すデビットカードではありません。
口座に残っている金額分しか使えない安全なカードは、デビットカードといいますが、こちらと比べてもクレジットカードのほうが総合的に便利です。
簡単にクレジットカードとデビットカードの違いをまとめると以下のようになります。
僕が使っているのはスウェーデンのSEBという銀行のカードですが、日本の三井住友VISAカードでも楽天カードでいいでも海外で同じように利用できます。最低でも発行に2週間程度はかかるとみて、早めに申し込みをしておくといいです。
短期旅行者にはデビットカードでもなんとかなる
デビットカードのメリットは審査が無いだけに、学生でもすぐに発行できるということです。さらに「口座に預けられている分だけしか使えない」ので、使いすぎるということがありません。なので、これから短期の滞在に出かける人で、クレジットカードを発行するのが手間だという人はデビットカードで十分です。
僕が最初の留学時に使っていたデビットカードは、CitibankとJTBのMoneyT Global(マネグロ)でしたが、圧倒的にJTBのマネグロのほうがいいです。
理由は、
・Citibankの口座でお金を引き落とすことができるのはPlusマークのあるATMのみで、使えない場所も多々ある
・一方でJTBのマネグロはVISAマークがあるとこすべてで使える
・Citibankは口座維持費なのかわからないけど、なぜか口座残高が50万円以下だと手数料が月に2000円ほどひかれる
・他方、JTBマネグロは年会費もかからない。
・JTBマネグロは口座からお金を引き出した数分後には、メールで引き落としの通知と残りの残高が確認できるが、Citibankはそこまで気が効かない
・年齢制限もない
からです。ただしJTBマネグロは、為替手数料が4%、出金限度が1度で10万円であることが結構痛いです。(学費をなどの大金を払う時に困ります)
後々わかったのですが、マネパカードというカードは為替手数料がo.7%と業界最安で出勤限度も1回30万円、1日で100万円ということです。今、必要ならこちらにしていたでしょう。他にもデビットカードはいろいろあるので、用途と目的に応じて選んでみるといいでしょう。
旅行者なら、デビットカード一枚で十分ですが、留学生ならクレジットカードとデビットカードの2枚使いをお勧めします。
基本的にはデビットカードでやりくりをするということにして、もし足りなくなったら、万が一のためにクレジットカードを残しておくという方法です。
そうすることで使いすぎを防ぐことができます。