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寿司スクール卒業後、寿司職人としての海外移住について

RIさん 質問ありがとうございます。

とても面白い試みだと思います。なぜってストックホルムをはじめ、ヨーロッパは本当に寿司屋が繁盛しているような印象を受けるからです。おそらくこの「寿司職人次郎の夢」というドキュメンタリーが欧米でヒットしたことからだと思います。https://www.youtube.com/watch?v=I1UDS2kgqY8

しかし、ほとんどが日本人以外が経営しているという話をよく聞きます。そういう意味では、「日本人でプロの寿司職人」は需要があると思いますよ。
以下具体的な、進路を考えてみました。

— ・現地の日本食のアルバイトから始めるパターン 寿司スクールを卒業して、海外で就活をしていきなり、寿司を握れるとはあまり思わないほうがいいと思います。そうではなく、ベルリンでもストックホルムでもまずは、現地の日本食レストランをリストアップして、履歴書を送り続けてはどうでしょうか。日本食レストランなので日本語の履歴書でも大丈夫そうですし。Google検索で、「Sushi restaurant in Berlin by Japanese」とか探せばごまんとでてくると思います。ストックホルムはぼくも詳しいです。寿司スクールを卒業する前から履歴書を送りつけて、採用のポテンシャルを高めておけば良いと思います。いきなり正社員ではなくても、バイトでもある一定の額を毎月稼いでいれば労働ビザは申請できます。スウェーデンは最低毎月13000sekを稼いでいれば大丈夫です。

ただ、今は難民危機もあるので、移民局の返事が遅いです。しかし、労働ビザ申請中は同国に滞在する権利があるので、一度申請してしまえばなんとかなります。しかしぼくのようにうまくいかないこともあります。

こうしてぼくはスウェーデンから強制送還されることになりました。

確実にしたいのなら、現地に住んでいる日本人の人とつながることがまずは大事かと思います。

また、「学生」となる方法も有効です。スウェーデンの大学に入学し、何かしらの授業を履修すれば学生ビザがおります。この場合1ヶ月あたりに稼がなければいけない額は8010sekまで下がります。しかし授業料がばかにならないので現実的ではないかもしれません。

唐突ですが、これはどうでしょう? ①英語で「This is how to become Sushi chef in Japan」というブログを立ち上げて、毎日更新してこれを履歴書代わりにする、②あとはオファーをまつ。それか自分からこのブログをCVとして世界各地の寿司レストランに送りまくる

です。R.Iさんは英語もできるようなので、このようにすれば、反響も大きいはずです。グローバル市場に寿司職人が挑む人は多いですが、多くの人が英語を使わないでこれまでの伝統的な寿司職人になっているように思います。こういった変わったアプローチをしたら、きっと面白いことになると思います。

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