ついに欧州議会(European Parliament)が、エドワード・スノーデンの保護に賛成しました。
元アメリカ国家安全保障局 (NSA)の職員だったエドワード・スノーデンは、2013年に当局が大規模な監視活動を行っていたことを内部告発し、アメリカでの刑事訴追を逃れるためにロシアに亡命していました。実際に今も三つの罪を犯したことになっています。ロシアからアメリカに帰国する条件として、アメリカで服役する用意があることをアメリカ政府に何度も伝えているにもかかわらず、返事が得られずにいたのでした。
そして先日、欧州議会は、
- 内部告発に踏み出した国際的な人権活動家として彼を認め、
- 刑事訴追をと取り下げ、
- 第三国による送還、引き渡しを防ぐ
ことを決議したのでした。スノーデンが各国の領域を通過することを防ぐように、欧州各国にプレッシャーをかけていたことが発覚していましたが、それに「NO!」を突きつける形で、このような決議に至ったことは賞賛すべきことです。法的拘束力はないようですが、大きな一歩です。
彼自身は、アメリカ政府への「一撃」というよりも、「友人からの気前の良さ」と、最近習得した公式Twitterアカウントでつぶやいています。
This is not a blow against the US Government, but an open hand extended by friends. It is a chance to move forward. pic.twitter.com/fBs5H32wyD
— Edward Snowden (@Snowden) 2015, 10月 29
そもそも「エドワード・スノーデンって誰?何者?」という方は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
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