ヨーロッパにいる日本人の若者はもっとErasmus +とEuropean Youth Portalを利用しましょう!
Erasmus +(エラスムスプラス) とは?
Erasmusと聞くと、ヨーロッパの学生間の大学間の国際交流が最初に頭に浮かびますが、留学事業だけでなく、ボランティア、海外インターンや就業訓練、スポーツなどの交流事業なども支援もしています。
欧州委員会(EC)が母体になっている事業で、加盟国を中心に、「ヨーロッパ市民」としての統合と意識の醸成を目的に行われています。 基本的にはヨーロッパの高等教育機関に在籍している学生、そこで働く職員を対象に交流事業を支援していますが、今ではさらに対象を広げています。
Erasmus +の特典
- 短期間のトレーニングコース、イベントへの参加の場合、交通費や現地での食事代や宿泊代をカバーしてもらえる
- インターンシップの場合は、月5万円程度(国によって異なる)のお小遣いをもらえる
- ヨーロッパの大学に在学中にErasmus+を通じてインターンを経験すると、修了証をもらえて、大学卒業時に公式な実績として追加してもらえる
- インターンが有給の場合でも、給料にプラスで実費をもらえる
のです。
つまり、例えばスウェーデンに留学中の日本人なら、夏の間ひまだからインターンをドイツですることになったら、このErasmus+を通じて申請すると、上記のベネフィットが受けられるわけです。結局僕はこの夏は事情があって、ストックホルムにとどまることにしましたが、受け入れ先が決まっていたので手続きは簡単でした。
Erasmus+の奨学金はいくらもらえる?
奨学金の額は以下のように国によって異なりますが、大きく2つのグループにわかれます。
上のグループは、デンマーク、フィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、リヒテンシュタイン、ノルウェー、イギリス、オーストリアです。17.50 euro/day (=525 euro/month)とは、1日17.50ユーロの計算で、一ヶ月525ユーロ (約6万五千円)が支給されるということです。
下のグループは、ベルギー、キプロス、ギリシャ、アイスランド、クロアチア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペイン、チェコ、トルコ、ドイツ、ブルガリア、エストニア、リヒテンシュタイン、ラトビア、ませどニア、マルタ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、ハンガリーです。ここでは、1日15.50ユーロつまり一ヶ月456ユーロ (約5万7千円)が支給されます。
例えばスウェーデンに留学中の日本人なら、夏の間ひまだからインターンをドイツですることになったら、このErasmus+を通じて申請すると、上記の補助金が受けられるわけです。結局僕はこの夏は事情があって、ストックホルムにとどまることにしましたが、受け入れ先が決まっていたので手続きは簡単でした。
プログラムを探して申請する方法
先日もErasmus+からファンドしてもらってる、11月にブダペストで開催される若手ジャーナリスト向けのトレーニングコースへ申請しました。
これはたまたまFacebookのタイムラインを眺めていたら流れてきたのでした。
ヨーロッパ中の学生が参加希望するので、倍率は非常に高いですが、日本人はその希少価値から参加しやすいのではないかと思います。欧州在住の日本人学生は本当にこういう機会活用したほうがいいです。なぜって参加費も旅費も負担んしてもらえるし、何よりも本当に学びになるからです。
日本人だからって参加できないことはなく、国を限定して開催されるプログラムもありますが、基本的には現在住んでいる国からの参加者という扱いになります。もちろんワーキングランゲージは英語なので英語さえできればなんとかなります。
海外インターンシップをErasmus+を通じてやりたい場合は、基本的には現在所属しているヨーロッパの大学の事務局に問い合わせることになります。大学のホームページでページ内検索でErasmus+とやれば出てくるはずです。
その他のボランティアやインターンの機会はEuropean Youth Portalから探すことになります。
例えば、ボランティアはEuropean Volunteer Service というプラットフォームでこちらから探せるのですが、これも宿泊費、食費、ポケットマネーも支援してもらえるのです※。
他にも、トレーニング、仕事、起業などよりがっつりやりたい人は同ポータルのWorking というカテゴリから機会を探すことができます。僕は全く異なった方法でインターン先を見つけましたが、ヨーロッパならではのこういった機会は日本人だからといって怖気づかずどんどん、チャレンジしてきましょう。
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