ネットで何でも知れる今、海外の事例研究の在り方とは何だろうか

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インターネットであらゆる統計や、現地のニュースや、データが検索できるようになった時代に、海外(とくに欧米)の事例研究の在り方ってなんなんだろうなと最近考えさせられます。

文書の翻訳はプロの翻訳家に頼めばいいし、現地の事例は現地のジャーナリストがまとめているし、多くの現地在住の日本人がブログで発信もしている時代です。

特に比較教育の分野でこの問題は悩ましいものがあるように思います。現地の事例だけを紹介するのであるのなら、現地在住者の方が圧倒的に情報量がとれます。国際的な調査データも今では誰もがネットで読めるし、参照できるようになりました。そんな時代に、海外の事例の研究者の立ち位置とはなんなのでしょうか。

結論からいうと「コーディネート力」が大事になってくるのではないかと、思うようになってきました。あなたの持っている研究の「問い」のもとに、文献やデータ、現地の専門家や実践者、日本におけるそのテーマの専門家や実践者をつなぎ、研究テーマについてそれぞれの立場の言葉や実践事例、情報を紡いでいくという「コーディネート力」です。実際、週末の研究会はそんな場になっていたように思いました。このテーマの国内の専門家と実践者がおり、翻訳した文書があり、対象国の社会の研究者がいて、そこの国で育った当事者や実践者がいました。

もちろん、ただあらゆる関係者を招けばいいわけではなく、根本には研究の問いが様々な側面から検討されるべしで、何を射程にし、自分の限界点も把握しておくことが欠かせないでしょう。

その上で、誰をテーブルにお招きするか。それが鍵なのかもなと、これからの時代の比較研究をちょっと考えてみました。

ご意見、お聞かせください。

 

Partly Edited by

Takayuki Miyadera

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